ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 万博の恩恵により近畿圏の宿泊需要が旺盛、月刊ホテレス・ホテル客室稼働率調査25年6月速報
ホテルデータファイル 月刊ホテレス

万博の恩恵により近畿圏の宿泊需要が旺盛、月刊ホテレス・ホテル客室稼働率調査25年6月速報

2025年08月05日(火)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 小誌・月刊ホテレス独自調査「全国ホテル客室稼働率」の2025年6月結果がこのほどまとまった。今回、全国81ホテルの平均客室稼働率は75.5%(前年同月76.8%)、ADRは13,710円(同12,803円、7.1ポイント増)、RevPARは10,351円(同9,833円、5.3ポイント増)となった。
 
 西日本エリアでは関西・大阪万博をもとに大阪のRevPARが42.1ポイント増と大きく伸長し、東日本エリアでは東京がフルサービス型および宿泊特化型ともに苦戦。インバウンドが好調に推移し、過去最速で累計2000万人を超えたが、当月に関してはインバウンドの恩恵が西日本エリアを中心に流れていたことが予想される。
 
 各ホテルからは「アジアを中心としたインバウンドの急激な減少、平日宿泊客の減少、万博への観光シフト」、「前年度に比べインバウンド受注の落ち込みに加え、周辺での大型イベントがなかったことが影響」、「レジャー目的の動きは弱かったものの、国内ビジネス層の動きは活発で価格がキープでき、対前年よりADRをアップできた」などのコメントが寄せられた。
 
〈用語解説〉
OCC(Occupancy Ratio):客室稼働率
●ADR(Average Daily Rate):1日1室当たりの客室平均単価
RevPAR(Revenue Per Available Room):1日1室当たりの客室売上高
RevPARは客室販売における最重要指標、RevPAROCC×ADRで算出
(例:客室稼働率50%×ADR 20,000円=RevPAR 10,000円)
 
〈調査区分〉
北海道、東北、北関東、東京フルサービス型、東京宿泊主体型、南関東、甲信越・北陸、東海、近畿(京都・大阪含む)、京都、大阪、中四国、九州、沖縄の全14エリア
 
〈算出条件〉
●今回の数値は小誌・稼働率調査において「該当月および前年同月」の「客室稼働率およびADR」の計4項目すべて回答のあるホテルのみを用いて算出。そのため、開業1年未満のホテル、前年同月に休館したホテルなどは含まれず。
 
〈備考〉
小誌「月刊ホテレス」2025年9月号では連載「全国都市別ホテル客室稼働率」にて、25年6月の速報値(計131ホテルの都市別平均値)を掲載。
 
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2025年12月15日号
2025年12月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 全国ホテルオープン情報
【TOP RUNNER】
東京ステーションホテル(日本ホテル(株))常務取締役 総支配…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
小規模であることが、最大の贅沢だ ――スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールドが語る、ポストコロナ時代のラグジュアリートラベル
小規模であることが、最大の贅沢だ ――スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールドが語る、ポストコロナ時代のラグジュアリートラベル
グランドプリンスホテル新高輪ブッフェレストラン、カーデックス社のメニューカード導入でどう変わった? 業務効率化と食の“安心”を支えるビュッフェのメニューカードへ(PR)
〈スペシャルインタビュー〉ホテルレストラン用ブッフェメニューカード・カーデックス社
2025年11月号 TOP RUNNER 第21回 HOTEL THE MITSUI KYOTO 総支配人 加勢田 愉士氏
2025年11月号 TOP RUNNER 第21回 HOTEL THE MITSUI KYOTO 総支配人 加勢田 愉士氏
〈宿泊事業者必見・ウェビナー〉まだ間に合う、2026年の経営改革!高GOPとゲスト体験を両立する “伴走型DX”の最前線
イベント情報 HOTERESウェビナーvol.3〈視聴無料〉
2025年12月号 TOP RUNNER 第22回 東京ステーションホテル(日本ホテル(株)) 常務取締役 総支配人 藤崎 斉氏
2025年12月号 TOP RUNNER 第22回 東京ステーションホテル(日本ホテル(株)) 常務取締役 総支配人 藤崎 斉氏
CLOSE