昨年、わが国は訪日外客数で新たな歴史の1ページを刻んだ。日本政府観光局(JNTO)の累計は年末にかけて通年で4000万を突破し、市場規模の回復が単なる「戻り」ではない可能性を示している。
だが、4000万の数字は祝賀であると同時に、経営者としての責任を問いかける指標でもある。為替や国際情勢は一夜にして変わる。しかも、世界各国のデスティネーションはすでに戦略を練り、特定市場の深掘りや体験商品で攻めの姿勢を明確にしている。わが国の今の成功を「偶然の追い風」で終わらせてはならない。
私が望むのは、数値を単に享受する姿勢ではなく、数年先を見据えた「布石」を打つことである。その主眼は三つだ。
2026年2月号 FROM THE PUBLISHER 太田 進
FROM THE PUBLISHER 太田 進 4000万の到達点と、企業の覚悟
【月刊HOTERES 2026年02月号】
2026年02月13日(金)




