宿泊業6件(前年比2件増)、飲食業76件(前年比30件減)
東京商工リサーチは2025年5月の「倒産月報」を2025年6月9日に発表した。全国の企業倒産件数は857件(前年同月比15.06%減)、負債総額が903億8900万円(同33.91%減)となった。件数は、3月の853 件を上回り、今年最多を更新したが、2カ月ぶりに前年同月を下回った。5月としては、ゼロゼロ融資などのコロナ関連支援が始まった2020 年以降、5年ぶりに前年同月を下回った。
負債総額は、3 カ月連続で前年同月を下回った。5月としては2年連続で前年を下回り、3年ぶりに1000 億円を割り込んだ。これは倒産件数の減少に加え、負債10億円以上が10件(前年同月比47.3%減)、同5億円以上10億円未満が18件(同43.7%減)と大幅に減少したため。同1億円未満は665件(同11.9%減)と8割弱(77.5%)を占め、小・零細企業を中心にした推移に大きな変化はない。
5月の「人手不足」関連倒産は、求人難10件(前年同月12 件)、人件費高騰8件(同9件)、従業員退職5件(同7件)で、合計23 件(同28 件)。
「物価高」倒産は45件(前年同月88 件)で、3カ月連続で前年同月を下回り、今年最少を記録。
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