公益社団法人国際観光施設協会
会長
浅野 一行 氏
ホスピタリティと共にハードの力で
昨年は堅調なインバウンド需要に支えられ、観光は大きく成長しました。しかし、人手不足をはじめとする多くの社会課題は依然解決されず、このままではさらなる発展に支障をきたしかねない状況が明らかになっています。当協会にとっては、観光が今抱えている課題にタイムリーに取り組むことこそ、我々に与えられた使命である、との認識を強くした年でした。
国際観光施設協会は、ホテル・旅館の計画・建設など観光に関わる技術分野の企業や専門家の集団です。今年は、施設がらみの観光DXの推進、ロボットフレンドリー環境、付加価値のあるインテリア、フェーズフリー等、先進技術やアイデアを含めたハードの力で社会課題を解決し、社会に求められる協会を目指します。
また当協会は、多岐にわたる協会活動を、もの・自然・社会へのホスピタリティになぞらえて整理し、ホスピタリティの発揮を活動の理念に掲げてきました。ホスピタリティとは、対象を敬い大切に扱うことで共創関係が生まれ、新たな価値が創造されること。しかし、世界は今、全く逆の考え方に支配されているかのようです。今こそ、観光は平和産業、国際相互理解を深める交流を促し平和をもたらす観光の意義を共有すべきではないでしょうか。分断と対立を助長する世界情勢が一変し、寛容さをもって協力、協調することの価値を取り戻す年になりますよう、ホスピタリティと共にハードの力で観光を支える取り組みを進めてまいります。




