大型連休は概ね堅調 一部で大阪・関西万博の効果も
5月は大型連休が飛び石になったが、近場での人出が増え需要が堅調に推移し、連休以降の落ち込みも比較的少なく、外食全体の売上は110.8%となった。インバウンド需要が好調で、大阪周辺の繁華街やターミナル駅立地では、万博の集客がプラスに働いた。
ファーストフード業態(FF)は、全体売上111.8 %。「洋風」は、コラボ商品やランチメニューなどが好調で、売上115.2%。「和風」は、週替わりメニュー等が好調で、売上109.9%。「麺類」は、気温の上昇で冷たいメニューが伸び、売上111.1%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は値上げの影響で客数が伸び悩んだが、客単価上昇で、売上105.8%。「その他」は、「カレー」がボリューム感のある期間限定メニューが、「アイスクリーム」はまとめ買いのテイクアウトメニューが好評で、売上は108.4%。
ファミリーレストラン業態(FR)は全体売上110.4%。FR は、大型連休や母の日などハレ需要が例年通りの賑わいとなったほか、低価格業態やセットメニューが好調で、「洋風」は売上108.5%。「和風」は、食べ放題の店舗が好調、またとんかつ専門店ではインバウンド需要が旺盛で、売上111.4%。「中華」は、各種キャンペーンの好調が続き、売上116.3%。「焼き肉」は、若者層向けのフェア開催で平日集客が好調で、売上109.6%。
飲酒業態は、月後半を中心に客足が戻った。インバウンド需要と、大阪・関西万博の集客もあり、売上104.8%と前年を上回った。
ディナーレストラン業態はお得感のある平日ランチメニューの好調や、インバウンド需要の好調、また万博開催中の大阪周辺ではホテル立地の店舗が好影響を受け、売上108.0%となった。
喫茶業態は原材料価格の高騰に起因する価格改定が客足に影響したものの、関西地区のターミナル駅立地では万博需要もあり、売上109.7%
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