総合プロデュース企業である(株)八芳園は、リブランディングに向け半年を超える休館および改修を経て、2025年10月1日にグランドオープンする。先駆けて9月17日にメディア内覧会が行なわれた。
同リニューアルは創業以来最大規模となるもので、婚姻数減少時代にあっても“祝う文化”を次世代へ紡ぎ、お客さまの人生のあらゆる節目に寄り添う「生涯式場」への進化を目指すとともに、婚礼事業のみにとどまらない、新たな施設やサービスを用いたMICE事業の強化に取り組む。
記者会見で、八芳園の関本敬祐取締役総支配人は「地域に根ざしながら日本の美意識や文化を守り、時代とともに進化と創造を続けてきた八芳園において、このたびの改修は、創業以来最大規模のものです。本改修のコンセプトに「日本の、美意識の凝縮」、テーマに「継承と創造」を掲げ、2043年に迎える八芳園グループ100周年へ向けて、改めてスペースの使用用途を見直し、最適配置することで施設の利活用を進めました」と述べた。
なお、現状のセグメント別の状況(23年10月1日~24年9月30日)において、関本氏は「婚礼事業分野の売上高は6371百万円(前期比106.6%)。全体の売上構成比は66%で、婚礼事業だけに依存しない事業基盤を確立していく考え。いまはMICE強化・エリアプロデュース事業を通じて、2030年には年間グループ売上高で130億円規模を目指す」と説いた。
八芳園 関本敬祐取締役総支配人




