ミシュランガイドは10月8日、日本の「ミシュランキー」施設を発表した。今回、ミシュランガイドのホテルセレクション掲載の国内宿泊施設のうち、3ミシュランキー7軒、2ミシュランキー20軒、1ミシュランキー101軒の全128軒(前回108軒)が認定を受けた。ミシュランキーは3段階のキー(鍵マーク)で評価され、以下の意味を有する。
〈ミシュランキー詳細〉
●「1ミシュランキー」は「特別な滞在」の意。型にはまらず他にはない体験を提供し、同じ価格帯の宿泊施設よりはるかに多くのことを提案していること。
●「2ミシュランキー」は「素晴らしい滞在」の意。思い出に残る体験ができ、個性的かつ魅力的であり、その土地の持つ魅力が特別な場所や空間を演出していること。
●「3ミシュランキー」は「最上級の滞在」の意。快適さとサービス、スタイルとエレガンスの全てを高いレベルで提供し、一生に一度の特別な旅の目的地となること。
〈評価基準〉
●ホテル自体が旅の目的地であり、その土地ならではの体験ができること。
●建物と内装デザインが素晴らしいこと。
●施設の個性や特徴を反映した独自性があること。
●サービスの質、快適性、メンテナンスが行き届いていること。
●価格に見合った体験ができること。
3ミシュランキーは昨年ノミネートの6施設が引き続き選出され、「あさば」(静岡県伊豆市)が評価を上げ新たに名を連ねた。記者会見では第2回目の認定にあたり、各認定の評価を落としていないことが日本の宿泊施設の特徴だと述べる。なお、3ミシュランキーの認定施設は以下の通り。
〈3ミシュランキー一覧、所在県五十音順〉
●強羅花壇(神奈川県足柄下郡)
●HOTEL THE MITSUI KYOTO(京都府京都市)
●あさば(静岡県伊豆市) ※Promoted(評価を上げた宿泊施設)
●ブルガリ ホテル 東京(東京都中央区)
●パレスホテル東京(東京都千代田区)
●フォーシーズンズホテル東京大手町(東京都千代田区)
●アマネム(三重県志摩市)
■原典(2ミシュランキー、1ミシュランキー掲載)
https://guide.michelin.com/jp/ja/article/travel/all-the-key-hotels-japan-michelin-guide
■関連記事「2024年『ミシュランキー』ホテルセレクション」
https://www.hoteresonline.com/articles/13508
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp