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2025年11月号 観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル《宇都宮市編》

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル《宇都宮市編》

【月刊HOTERES 2025年11月号】
2025年11月15日(土)
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今回は栃木県の県庁所在地である宇都宮市を取り上げる。北関東を代表する中心都市の一つで、県内の政治・経済・文化の中心であり、人口が集中している。工業都市として発展した歴史があり、交通網の発達から都心へも比較的至便である。また、県内には人気の観光地が多く、首都圏からの観光客やインバウンドを集客している。以下に宇都宮市のマーケットと栃木県のマクロマーケットをみていこう。
文殊リサーチワークス http://monju-rw.com

1.マーケットポテンシャル
宇都宮市の人口は51万7497人(2023年1月1日現在)で、栃木県の人口のシェア26.8%を占めている。その他の県内主要都市を見ると、小山市が16 万7277人、栃木市が15万5669人、足利市が14万2510人、那須塩原市が11万6733人、佐野市が11 万5088 人で、宇都宮市を含むこの6都市が県内における人口10 万人以上を有する都市となっている。人口規模は宇都宮市が突出して多いことがわかる。(図表1)

過去5 年間の増加率(23年/18年)を見ると、宇都宮市は▲ 1.0%で微減となっている。その他の県内主要都市を見ると、全ての都市でマイナストレンドとなっているが、その中で小山市が▲ 0.1%、下野市が▲ 0.3%、さくら市が▲ 0.9%、那須塩原市が▲ 1.0%で、宇都宮市を含むこれらの都市で比較的減少幅が小さい。
宇都宮市の年齢構造を見ると、若年人口比率は17.5%、適齢期人口比率は21.9%で、若年人口比率、適齢期人口比率ともに全国値(16.7%、20.9%)を上回っている。その他の県内主要都市を見ると、若年人口比率はさくら市が18.2%、真岡市が18.0%、小山市が17.7%、那須塩原市が17.3%、下野市が17.3%、大田原市が16.8%で全国値を上回り、特にさくら市や真岡市に若いマーケットが比較的存在することがわかる。適齢期人口比率は小山市が22.2%、下野市が21.8%、さくら市が21.7%、真岡市が20.9%で全国値以上となっている。

高齢者(65 歳以上)人口比率を見ると、宇都宮市は25.9%であり、全国値(28.7%)を下回っている。県内主要都市では小山市、下野市、さくら市、真岡市が全国値を下回り、那須塩原市がほぼ全国値となっている。それ以外の都市は30%を超して高齢化が進展している状況だが、30%台前半程度の都市が多く、地方都市としては比較的高齢化が緩やかである。(図表2)

将来推計人口をみると宇都宮市はすでに減少フェーズに突入しており、2050年ごろには2015年ベースから88%程度になると推計されている。その他の県内主要都市も全て減少トレンドに突入しており、将来的に2015 年ベースの50 ~ 90%程度になると予測される。将来的にも宇都宮市が県内で最も多い人口を有することに変わりはない。上位都市に大きな変動はないが、日光市は減少ペースが大きく、大田原市、下野市を下回る可能性がある。(図表3)

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