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ホテル記者会見ニュース アールエヌティーホテルズ株式会社/リッチモンドホテル浅草

リッチモンドホテル浅草が全面リニューアルを実施、浅草の伝統と現代性が交互し合う世界観を体現

2025年11月28日(金)
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左から総支配人の新保 一貴氏、代表取締役社長の本山 浩平氏
左から総支配人の新保 一貴氏、代表取締役社長の本山 浩平氏


 アールエヌティーホテルズ株式会社(本社・東京都世田谷区)は12月1日、「リッチモンドホテル浅草」(東京都台東区)をリニューアルオープンする。
 改装期間は9月から11月までの約3カ月間、一時休館を行い全館改装を実施。インバウンド需要の回復を経て昨今、グループホテル全体のインバウンド率は25.3%、同ホテルは約8割を占めており、小グループでの宿泊への対応、館内設備のアップグレードを目的に手掛けた。
 
 改装のデザイン設計はアクタス社が担い、浅草が育んできた歴史や職人文化を現代の感性で再解釈した空間をイメージし館内全体を刷新。
 1階のロビーは浅草の灯り文化を象徴する提灯格子や一文字ぼかしを用いたアートワークを配し、素材には浅草寺にも使用される小松石や黒皮風仕上げを採用した。
 
 客室数は全140室から全128室へと変更し、10室を連結ツイン化させて5室の「プレシャスコンフォートツイン」(36㎡)および5室の「コンフォートツイン」(36㎡)の客室タイプを新設。
 新設の両客室タイプは連結にあたり、仕切りの壁面を取り外して水回りを含めて一新。改装後の客室はいずれも北欧風のオーク材を基調とした設えの中に、和紙を用いた壁紙やアート、黒をアクセントにしたチェアやファブリックを組み合わせて空間造成。また、ペットボトルでの水提供を廃し、ウオーターサーバーをフロアごとに配しての水提供に転換することで、環境面に配慮した運営を追求する。
 
 改装に伴う12室減のうち、2室をスタッフ用の休憩室や更衣室などへ転用し拡充させた。11月25日にリニューアルをした「リッチモンドホテル名古屋納屋橋店」を含めて近年の同社のリニューアル計画では、人員配置数に伴う適正なバックヤードのスペース確保に取り組んでおり、スタッフのESを高めることでさらなるCS向上につなげる狙いだ。
 また、グループホテルにおける客室の連結ツイン化も重点項目として掲げており、DORを高めることで売上向上を追求し、リッチモンドホテル浅草店は改装に伴い約2割の単価増を見込む。
 
 11月26日に行われた記者会見において、同社代表取締役社長の本山 浩平氏は「浅草店が2012年に開業してより、近年はインバウンドや国内レジャー客の増加がこの浅草地区では顕著にみられ、環境の変化に対応すべくリニューアルを実施しました。ホテルの価値ともいえる3要素のハード・ソフト・ヒューマンのうち、ソフトとヒューマンに特に注力している中、ロイヤルグループならではの強みを今後も活かしてまいりたく考えています」と述べる。

 

ロビーは浅草の灯り文化を象徴する提灯格子や一文字ぼかしを用いたアートワークを配した
ロビーは浅草の灯り文化を象徴する提灯格子や一文字ぼかしを用いたアートワークを配した
36㎡の「プレシャスコンフォートツイン」、ダブルルームを連結化し新設
36㎡の「プレシャスコンフォートツイン」、ダブルルームを連結化し新設
18㎡の「プレシャスコーナーモデレート」、浅草寺や五重塔、東京スカイツリーを光景とする
18㎡の「プレシャスコーナーモデレート」、浅草寺や五重塔、東京スカイツリーを光景とする
朝食はブッフェ形式で提供し、ライブキッチンでは“抹茶パンケーキ”“ラーメン”“ベーコンエッグ”を調理
朝食はブッフェ形式で提供し、ライブキッチンでは“抹茶パンケーキ”“ラーメン”“ベーコンエッグ”を調理

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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp

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