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スペシャル対談  ㈱目黒雅叙園 代表取締役社長 本中野 真氏 ×㈱オータパブリケイションズ 代表取締役社長 太田 進

「ホテル雅叙園東京」が持つ恵まれたハードを最強のものに磨き上げるために人を育て続ける

【月刊HOTERES 2017年05月号】
2017年05月19日(金)
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2017 年4 月1 日、「ホテル雅叙園東京」へとリブランドを遂げた目黒雅叙園。従来の専門結婚式場としての価値をベースにしながら施設としての枠組みをさらに拡大し、「ホテル」としての位置づけを明確に訴求する方向性を深化させている。2015 年11 月から㈱目黒雅叙園代表取締役社長として改革を推進してきた本中野真氏と、オータパブリケイションズ代表取締役社長の太田進が、「ホテル雅叙園」ブランドの大いなる可能性について語り合う。


㈱目黒雅叙園 代表取締役社長 本中野 真氏

収益を高めるスペース活用
 
太田 2015 年11 月に株式会社目黒雅叙園の代表取締役社長に就任されて、2017年4 月1 日には「ホテル雅叙園東京」にリブランド、ホテルでもある施設としての訴求力を強化されました。以前からこのストーリーは用意されていたのでしょうか。
 
本中野 目黒雅叙園の婚礼事業がここ数年低迷していた中で、「グループ事業の核として再生を実現してほしい」というお話をいただいて着任しました。リブランドストーリーは着任後3ヶ月程で練られたもので、ポイントは「そこに客室があった」です。もともと客室があることは知っていましたが、ここまで素晴らしい客室を持っているとは思ってもいませんでした。これが事業再生のための重要な柱の一つとなると考えたのです。客室があるということは必然的にホテルとしての打ち出しもできるということですから、着任のキックオフでは、経営理念構築を発表し、年明け従業員のビジョン・ミッションカードには「ホテル目黒雅叙園」と表記して、「自分たちのホテルにするぞ」という意志を示しながら、この後何をするのかをすべて共有して取り組みを進めました。
 
太田 もともと客室数はいくつあったのですか。
 
本中野 全部で60 室あったのですが、客室として営業していたのは23 室で、残りの37 室は婚礼のブライズルーム等として使っていました。そこでブライズルームを美容室に移管して、60 室すべてを客室として使えるように整えました。現場からは従来の広々とした客室に対して「美容室のスペースが狭すぎる」といった声も挙がりましたが、私からすればこれまでが恵まれすぎていたと判断しました。再生のためには収益改善すなわち坪単価効率のアップを図らなければなりませんから、お金を生んでこなかったスペースをお金を生むスペースとして生まれ変わらせて、収益性を向上させたということです。

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