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2020年5月8・15日号 サービス・イノベーション-Part2

175「ずらし」の可能性

【月刊HOTERES 2020年05月号】
2020年05月14日(木)
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 大牟田市動物園は、ここ数年、大牟田市の人口をはるかに超える来場者が訪れる。近隣の人口比から考えれば異常値の入場者数を実現している。「ぞうはいません」の背景には、新たにぞうを飼育しない理由があるのだ。ぞうは、そもそも、群れで生きる動物、一頭二頭で飼育していくのに適さないと判断したからだ。以前いたぞうが、亡くなってしまったのをきっかけに、動物本意の判断で、ぞうの展示をやめたそうだ。
 
  来場者が喜ぶことではなく、動物が喜ぶことを、大牟田市動物園は、動物の本意の判断繰り返しで、動物園の存在意義を変えた。「動物を見に行くところ」から「動物の命を本来支える場所として、終末期の介護も含めて支えていく動物介護のモデル」へと。飼育してきた動物が高齢期にさしかかっていることもあり、終末期を動物目線で支えていく行為に世界から注目が集まった。やっているのは、ごくわずかな動物園だけである。
  
  動物本意の判断で命を支える技能は、世界の動物園介護のモデルになっている。写真 2は、ある動物にエサを与えていく際の工夫だ。もともと高い所にある木の葉っぱを、自分の舌を使って、力強くむしって食べていく習慣が、その動物にはある。だから、舌を使ってむしり取れるように高いところにエサを置く工夫をしている。こうしたエサの食べ方をした方が、動物が長く生きられるのだそうだ。こういった発想のもとに動物本意の仕掛けがありとあらゆるところにしてある。

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