レストランエリアのテラスにある、足湯をしながら食事のできる席からの眺め。朝、昼、晩と顔を変える勝浦の海を堪能できる絶景スポットがここにある
不動産のバリューアップに定評のあるソルトグループが千葉県勝浦市にある「千葉県勝浦海中公園」内に勝浦市が建設したレストラン&サーマルスプリングスパ(天然温泉スパ)の複合施設「edén(正式名称:かつうら海中公園滞在型観光施設)」のオープンに際し、指定管理者として運営を開始した。ソルトグループとしては初の公共事業参画だ。
同施設ではレストランのテラス席からも、スパからも、肉眼で勝浦の海、そして青空や星空を望める。公園内に位置することもあり、近郊の住宅街などからも独立した立地となっているため、都心から1時間半ほどで非日常の時間を過ごすことができる
同施設は‟どこにもないはずの楽園”をコンセプトに、サーマルスプリングスパ(天然温泉スパ)、レストラン、ショップを併設した複合施設として展開されている。1Fのレストランエリアでは、地元で採れる食材を中心に使った地中海料理を提供し、併設のショップで千葉県の名産品・土産・フォカッチャなどを販売している。2Fのスパエリアは、勝浦の海に連なるようにデザインされたインフィニティ温泉にサウナを完備。さらにはシャンパンやカクテルと共に楽しめる屋外ラウンジスペースも用意した。
「edén 」では、開業背景ともなった勝浦市の観光産業衰退化などの課題解決に向けた取り組みとして、‟海岸線アートプロジェクト”と題した取り組みもスタートした。勝浦市では、観光ニーズの多様化に対応しきれていないことや、少子化や若者の流出に起因する事業の後継者不足による産業面の弱体化に直面しており、「edén 」開業による潮流の変化が期待されている。同社では今後もアーティストとのコラボで、アートを軸に勝浦市の観光産業を盛り上げていくという。これまでもさまざまなシーンでキュレーションによる文化の‟化学変化”を起こしてきたソルトグループだ。勝浦の海でどのような‟化学変化”を見せていくのか? 今後の勝浦に注目したい。
edén
http://eden-katsuura.com/
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp