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第5 回 ベトナムで芽吹く日本のホスピタリティー精神

年間旅行予算が増加傾向にある日本 しかし低コストでも充実して過ごせるのがベトナムの旅

【月刊HOTERES 2015年11月号】
2015年11月06日(金)
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行くこと自体が贅沢だった海外旅行が身近なものになり、旅先でのさらなる贅沢を追求する傾向が見られる今日。しかしそんな中でも、低コストで十分楽しめる旅行先として注目されている国の一つがここベトナムである。
 
 年々交通は便利に、そして旅行業界の価格競争、グローバル教育や情報化によって海外旅行が我々の生活にとって身近なものになっている。そんな中、トラベルズー・ジャパンによる旅行者と宿泊業者を対象にした調べでは、2015 年度の日本人一人当たりの平均年間旅行予算は約67万円で、調査対象者の32%が前年比よりも増額意向を示している。この額はアジアでは11 位だが、日本における「爆買い」が話題となっている中国(アジアで1 位)の年間旅行予算と実はわずか2 万円の差しかない。
 
 とはいえ、贅沢旅行ができるのは金銭的余裕がある人々に限ってのことであり、そもそも物価が安い国で無理にお金を使う必要はなく、さらには並レベルの旅を計画した方が、現地のリアルに触れられる充実した旅が楽しめる場合も多くある。

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