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レポート ホテルマネジメントセミナーin 福岡

テクノロジーの進化で従来の手法は通用しなくなる! これからのレベニューマネジメントはどのように変化していくのか?

【月刊HOTERES 2016年01月号】
2016年01月22日(金)
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■第3 セミナー
「かんざしクラウドEAが実現する宿泊予約の大革命」
講師:㈱ファーストキャメル かんざし事業
部 チーフコンサルタント
設樂 健太郎氏
 
 旅行業に特化したシステム開発・サービス提供を行なう㈱ファーストキャメル。かんざし事業部の設樂氏が、同社が開発した宿泊サイト管理ツールの「かんざしクラウドEA」の導入を通じた宿泊予約業務の効率化の可能性について話した。
 
 まず、ホテルのオンライン宿泊予約のチャンネルの多様化による弊害について「チャンネル数が多いに越したことはないが、OTA ごとにインターフェイスや必須項目が異なるため、その管理業務は宿泊施設の担当者にとって大きな負担となっている。サイトコントローラーで価格の一括変更はできても、プラン期間の変更や、新規プランの掲出については各OTA の専用サイトで行なう必要がある点などが大きな原因。結果的に手が回らなくなり、予約の少ないOTA を切り捨てざるを得ないという状況が発生している」と指摘。同社の「かんざしクラウドEA」は、こうした状況を解消するために、現場の声を反映しながら開発されたという。「じゃらん」や「楽天トラベル」をはじめとする多くのOTAを一括管理できる機能を備えている点が最大の特徴だ。
 
 2014 年8 月のリリース以来、使い勝手の良さが市場に受け入れられ、順調に導入件数を増やしている。
 
 実演タイムでは、プラン登録でタイムセール設定や、プラン内容を最新内容へ更新、販売期間延長などをスピーディーに処理し、機能性の高さや優れたインターフェイスを披露。集まったホテル関係者の注目を浴びた。

■第4 セミナー
「進化するWEBサイトの役割と今後のポイント」
講師:㈱アビリティコンサルタント
常務取締役 WEB 事業統括本部 本部長
水野 真寿氏
 
 第4 セミナーでは、宿泊施設専門のウェブ制作やコンサル事業を行なう㈱アビリティコンサルタントの常務取締役である水野氏が「これからの時代が求めるWEB サイト」をテーマに講演した。まず、WEB サイトに求められる三大要素として①「ブランディングファースト」、②「新規顧客の獲得の最大ツール」、③「リピーター1to1 マーケティングツール」を挙げ、そのうえで消費者のIT ツールの活用スタイルの変化や、彼らにリーチするための手法について話した。また、スマートフォンの利用者数急増を背景に、PC 重視の時代の終えんが近づいていると指摘し、スマートフォンへの最適化が、ホテル業界の急務だと訴えた。
 
 さらに、国内ユーザーが5000 万人を超えたLINE と、複数のSNS に同時発信できるインスタグラムの特性を生かした施策がホテル業界にも強く求められると予測。具体例としてウェスティンナゴヤキャッスルで行なわれたハロウィンイベントについて、プロジェクションマッピングと連動したデジタル仮装コーナーで撮影した写真を、ハッシュタグを付けてゲストに能動的に拡散してもらう仕掛け作りを紹介した。ゲストが「体験を共有する機会」を創出することが成功の秘訣という。特にインスタグラムはFacebook やTwitterに同時投稿できる機能があり、情報拡散ツールとしての優位性が高いとした。
 
 また、水野氏は最近話題のチャットコンシェルジュサービスにも触れ、システム開発のコストなしで顧客と1to1 のやり取りができるツールとして浸透していくのではないかと予想した。
 

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