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トップインタビュー  ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 総支配人 金子 宏之 氏

宿泊、レストラン、宴会、一つひとつを研ぎ澄まし ラグジュアリーブティックホテルを目指す

【月刊HOTERES 2016年02月号】
2016年02月19日(金)
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ストリングスホテル東京インターコンチネンタルは2012 年1 月に金子氏が総支配人就任以来、宿泊のみならず多くのホテルが苦戦を強いられているレストラン、一般宴会まで年々業績が向上し続けており、2015 年度は開業以来最高売り上げを達成したという。本インタビューでは金子氏に、同ホテルでの取り組みや今後のビジョンについて聞いた。


ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 総支配人 金子 宏之 氏

宿泊のみならず料飲も好調
開業以来最高の売り上げ
 
まずはホテルの業績について教えてください。
 
 ホテル全体としての売り上げですが、2015 年度は開業以来最高の売り上げを記録しました。宿泊は東京全体が良化していますので同様に伸びていますが、レストラン、一般宴会、そして外部委託している婚礼も含めて全部門で業績は伸びています。
 
宿泊のみならず料飲部門も伸びているというお話は興味深いですね。ぜひそのあたりは後でお伺いしたいのですが、まずは宿泊部門の状況について教えてください。
 
 まずは稼働率ですが、品川駅直結という立地もあり通年で約90%と高い数字を維持しています。また、ADR も着任以来年を追うごとに伸びているという状況で、その傾向は今年に入っても変わっていません。
 
 ADR が大きく上昇した要因に関しては、以前はこのホテルはビジネスユースメインのホテルとしてコーポレートのお客さまを中心にお迎えしていたのですが、海外からのお客さまの中でもレジャー目的で来日されるお客さまが増えたこと、さらに羽田空港が国際化して羽田空港からのアクセスが非常に良いことが大きな強みとなって、レジャー需要のお客さまをしっかりと取り込めていることがあります。
 
ホテルの宿泊部門の販売戦略について教えてください。
 
 宿泊部門の販売戦略は非常にシンプルで、コーポレートのビジネスユースでベースをしっかりとつくり、その上に、早めに予約を取られる主に海外のレジャー旅行を目的としたお客さまを可能な限り早めに取り込むという戦略です。
 
 私たちのホテルは立地上さまざまな大手企業が近隣にありますので、コーポレートのビジネスユースも3 ~ 4 割を占めており非常に重要です。
 
ベースをしっかりとつくり、高単価を狙っていくという手法ですね。
 
 そうですね。一見のお客さまをどれだけとっていくかということが重要だと考えています。
 
❒2016 年に入り、特に2015 年が非常に良かった分先行きをやや不安視する向きもありますが、宿泊の業績に関して2016 年をどのように見られていますか。
 
 1 月の出だしも非常に良かったですし、これまで通り順調に伸びて行くのではないかと見ています。最近の傾向としては、ビジネスだけでなく一般のお客さまにおいてもリードタイムが長くなっていると感じます。それだけ、早く予約を取ることでメリットが享受できるという認識が浸透してきたのではないかと感じています。
 

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