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第13回 木村滋久のNZワイナリー日記 

第13回 「苦難」

【月刊HOTERES 2016年04月号】
2016年04月08日(金)
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作付けを左右する開花

為替の影響
 
 人口が少なく国内消費の限られたニュージーランド(以下NZ) のワイナリーでは、海外がワインの主な販売先となり、各国の為替の状況がワインの需要と供給、そして販売価格のキーポイントになります。取引の方法もワイナリーによってさまざまです。為替変動による売値の設定は変えないワイナリーが多いですが、私たちのようにマーケットでの価格帯を維持するため、その状況に応じて販売価格を調整するワイナリーもあります。そして近年のレートはNZワインにとって厳しく、弊社でも日本での小売価格を維持するために利益を削らなければならない状況が続いています。天候や為替以外にもワイナリー事業にはたくさんのハプニングがつきもので、スムーズにいく年はないようにさえ感じていますが、これまでお話しした苦難は、事業を始める前から多少の予測はできたことでした。
 
 現実は想定外。実際に事業運営で私の前に立ちはだかった巨大な壁は、ワイン醸造学部で学んだことやワイナリーで働いていたときに経験してきたことではなかったのです。それはキムラセラーズを設立し初めてワインを造った09 年のこと…続きは第十四回で。

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