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レポート ケーススタディ:スターゲイトホテル関西エアポート、ホテル日航成田、ディズニーアンバサダーホテル

ますます多様化するインバウンド観光 市場における分煙環境整備

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月28日(金)
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 政府による訪日外国人に向けた観光環境整備が進む中、宿泊施設、飲食店等は日々、増加する外国人観光客に向けよりグローバル化したサービスの提供に取り組んでいる。分煙環境の整備もその一つであり、 デザイン・提供の仕方に“ 個性” が打ち出されるなど取り組み方に変化も出てきている。そこで今回はインバウンド観光に欠かせない空港近く、そしてアミューズメント施設にあるホテルの分煙施設を紹介する。

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 インバウンドによる訪日外客数の増加が叫ばれて久しい。勢い、増加率など多少の変動はあるが増加傾向は続いている。右記に示すグラフからも分かるように本年の来日外客数がすべての月において昨年度の数字を上回っており、政府も2020 年に2000万人で掲げていた訪日外国人数の目標を、2020 年に4000 万人、2030年に6000 万人と目標の上方修正をしている。これらの結果は東京オリンピック、アフターオリンピックへと続く“観光立国日本“という成長戦略が具体的に成果を見せている一つの結果だと言えよう。
 
 そんな中、喫煙環境への取り組みも変化を見せてきている。以前は「禁煙・喫煙」という二つの選択肢からサービスの方向性を考える傾向にあったが、昨今では「分煙環境の整備」が多様化されるサービスにおいて「最も適した選択肢」としてとらえられるようになっている。経営者によっては「ハラル対応同様に今後のグローバル化していく顧客サービスの一つとして考えなければいけないことが分煙環境の整備だ」と示唆する場合もあるほどだ。これはたばこを吸うお客さまも吸わないお客さまも同様に快適に過ごしてもらうにはどうすればよいか? という観点が宿泊施設および飲食店などサービス・ホスピタリティー産業においてプライオリティー高くとらえられるようになっていることを示し、特に宿泊施設における分煙環境の整備はサービス向上のみならず、予約率の向上など売り上げを左右する要の一つとしても考えられるようにもなっている。ますます国際化を増していく日本観光市場における分煙環境の整備は「おもてなし立国・日本」のサービス力を世界に示す一つとなりつつある。
 
 そこで今回はインバウンドによる訪日で特に利用率の高い空港近くのホテルおよびインバウンド観光で人気の高いアミューズメント施設における分煙環境整備に焦点をあて、成田国際空港と関西国際空港の東西を代表する二つの国際空港近くにあるホテルから「スターゲイトホテル関西エアポート」「ホテル日航成田」、また日本を代表するアミューズメント施設である東京ディズニーランド内にある「ディズニーアンバサダーホテル」の喫煙所に関してお話を伺った。それぞれに立地条件や特色、さらにはプラン、サービス、お客さまの傾向などからおのおのの特色を生かした喫煙所の設置がなされており、喫煙所も個性を生かすことでサービスの差別化を図る時代が来たことを感じさせる取材であった。

外国人観光客から「喫煙可能な場所のサインを増やしてほしい」という要望は思いのほか高い
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