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第58 回 Wプロフェッショナルズ「求められる人材を探る」 

第58 回  ㈱目黒雅叙園 代表取締役社長 本中野 真 氏 × ㈱フェイス 代表取締役 福永有利子 氏

【週刊ホテルレストラン2016年12月09日号】
2016年12月09日(金)
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㈱フェイス 代表取締役 福永有利子 氏
㈱目黒雅叙園 代表取締役社長 本中野 真 氏

1928(昭和3)年創業、1938(昭和13)年結婚式場の一貫システムを導入、以来、専門式場としてブランドを築き上げてきたのが「目黒雅叙園」だ。ホテルやゲストハウスなど競合がひしめく都心の市場の中、年間約1300 組の婚礼件数を獲得している。紆余曲折の中、新たな風として東京・台場の「ホテル日航東京」でホテルウエディングトップの座を築いた本中野氏が社長として着任、チーム一丸となった取り組みで早くも業績を上げている。本中野社長自身に本中野流人材育成術をお聞きした。
 

福永 「ホテル日航東京」のときに年間1000 組を超える実績を積み上げてこられ、ホテルウエディングの最高峰の地位を築いてこられました。そして今は、「目黒雅叙園」の指揮者として新たな一歩を踏み出すとともに、1 年足らずで業績を上げていらっしゃいます。まさに本中野流人材育成術があるからこそ、成し得たことなのではないかと思います。まずは人材育成に対する考え方について教えていただけますでしょうか。
 
本中野 まず、しっかりした評価の仕組みをつくることに重点を置いています。そこから、目標をたて、共有し、そのターゲットに向かってアクションを起こす。それを職位に応じた役割と照らし合せて評価します。目標は会社のビジョン、ミッションを具現化し実行することです。皆が満足する環境をつくることが大事ですから、そのためにも評価は公平で見える化されていなければなりません。また、チームワーク力を高めることが非常に大切だと考えます。そこで、絶対に欠かせないのが研修です。単に色々なプログラムを学ぶだけではなく、日頃接点のない仲間達と共に学び、議論し、コミュニケーションを図ることが最も重要なのです。来年からは約100 時間の研修を実施する予定です。つまり“研修ファースト”です。
 
福永 特にホテルは宿泊や料飲など部門間の壁が根強く、ほかの部署が何をしているのか、関心が低い傾向にあります。本中野 確かにホテル業界は業務の広がりが大きく、部門間の壁が生まれることが多々あります。他部門に関心を持つ、興味を持つことから始めなければ隣の人の仕事を認めることはできません。要するに尊敬できないのです。他の部署や人材を批判することで部署や自身のポジションを守っている傾向が強いほど、ホテルとしての強みである総合力を発揮することはできません。部門間の壁を越え、チーム力を高めていくためには、他部署で販売している商品や企画も含めて自社の商品を知り、サービスすなわち人に誇りを持ち、認め合える環境を作り出していくことが必要不可欠なことなのです。お互いをリスペクトし合える環境が出来上がると、目指すべき方向に向けて皆で一丸となり突き進んでいくことができるようになると信じています。“自社内のファン”をつくる、ですね。
 
福永 ウエディング部門の中でも、責任転嫁したり、責任者とウエディングプランナーの上下関係がギクシャクし、空気感が良くないところもあります。
 
本中野 例えば、私たちが子どものころはよく喧嘩をして仲良くなり、お互いを理解していました。社会人となり個人的感情を抑える機会が多くなりましたが、まずは相手を理解しようと努力をすることです。我慢し続けるのではなく、何が不満なのか、どうして欲しいのかを共有することでそれぞれの状況や立場を理解できるようになります。特にウエディングにおいてはウエディングチームだけではなく、さまざまな部署や衣裳、写真、花、司会、音響、映像などの関連企業も含めたチーム力が必要となります。チーム力を高めていくためには各部署の壁を越えて、トップが日々の中でスタッフ皆を巻き込み、チームをまとめていかなくてはならないのです。

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