ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 特別企画 三井ガーデンホテルズ GMインタビュー

特別企画 三井ガーデンホテルズ GMインタビュー

【月刊HOTERES 2016年12月号】
2016年12月16日(金)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新境地でこれまでの経験を生かし、 銀座のマーケットリーダーを目指す


三井ガーデンホテル銀座プレミア 総支配人 中 弥生氏

社風を理解した上で独自の
カラーを打ち出す
 
 私は約1年半前に弊社へ転職をいたしました。これまでラグジュアリーホテル、大型リゾート、旅館、独立系ホテルといくつか転職をしてまいりましたが、今回転職を決めた最も大きな理由はあらゆる“ 可能性” を感じたからでした。2020 年までに展開される新規開発案件が多々あること、またそれらを達成するためにスピード感を持って外部からの人材を受け入れようとする風土があること。いくつか素直に感じたプラス面を信じて入社を決めました。また私共三井ガーデンホテルズにはスタンダードクラス、プレミアクラス、今後新展開予定となるハイクラスと異なるスタイルを持ったホテルがあるため、それぞれの個性を生かしながら多くのスタッフにキャリアのチャンスがあるのも非常に魅力的です。私は前職のホテルで総支配人として勤務していましたが、この会社では副総支配人のポストからスタートいたしました。ある人からはなぜ総支配人にこだわらないのか、と意見をもらったりしましたが、私は自分自身を棚卸しするためにも一度、落ち着いて足元を見る期間をいただけたと理解しており、同時に組織の在り方や人事制度などの重要な仕組みを把握できる時間があったことを感謝しています。その後、4 月から銀座プレミアの総支配人に就任し、これまでのホテルが持つ特性を理解しながら少しずつ自分らしさというエッセンスを加えはじめているところです。私は何度か転職をする中で大切にしていることがあります。それは「その会社が時間をかけて築き上げてきたことを理解しながら、自分自身のカラーを打ち出していくこと」です。どの会社にも歴史があるはずです。その歩んできた時間を否定し、自分の経験を上書きしようとしてもうまく融合することはできません。まずは会社の方向性や在り方を理解する、その上で自分自身の思いや考えを理解してもらえるように自分で環境を築く……特に組織のリーダーとしての職責であればなおさらだと思っています。現段階ではまだすべてを理解しているとは言えませんが、ホテルがこれまで築いてきた良さとこれから変わっていかなければならないところの両面を心と頭で理解し、進んでいきたいと考えています。
 
銀座で唯一無二の存在を目指す
 
 三井ガーデンホテル銀座プレミアはおかげさまで開業11 年を迎えました。今年は私共のホテルにとってあらゆる面で変わり目の年になるのではないかと考えています。東京のホテルマーケットが刻一刻と変化していく中、私たちはいったい何をお客さまに提供できるのかを熟考し行動していく必要があります。まずは、私たちの最大の強みである銀座エリアにありながら東京を見渡せる高層ビルに位置している施設であることは唯一無二です。その施設を最大限に生かしながら今年度は新たなサービスを提供していく予定です。何かを始めるときも判断が必要なときも常に” 丁寧なオペレーション” を実行し、銀座プレミアの風土を築いていきたいと思います。銀座エリアにはさらに多くのホテルチェーンが今後も進出してきますが、常に新しいことに臆することなくチャレンジし、私たちの強みを運営に反映しながら、スタッフとともに存在感のあるホテルをつくっていきたいと考えています。
 

Profile
Yayoi Naka
パーク ハイアット 東京の開業スタッフとして入社、その後ザ・リッツ・カールトン大阪のセールス&マーケティング部長付秘書、ザ・ブセナテラスのレストランレセプションマネージャー、クラブフロアマネージャー、箱根・翠松園副支配人、ホテルアジール・奈良支配人、銀座グランドホテル 総支配人を歴任。 2015 年7月(株)三井不動産ホテルマネジメント入社。16 年4月より現職。

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年04月15日号
2024年04月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 2024年日本のホテルチェーングループ一覧〈前編〉
【TOP RUNNER】
リージェントホテル香港 マネージング・ダイレクター ミシェル…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE