インバウンド対応の新サービスも開発中。人手不足を解消したい

――現在開発中のシステムについてお聞かせください。
 
伊藤　宿泊客のスマートフォンからホテル、旅館の館内や周辺の観光案内を22カ国語で表示するサービス「Core Guide」を開発中です。
 
朴　今ホテルは、増加する海外のお客さまの対応に苦慮されています。そうしたなか多言語に対応したサイトを作るのは簡単ではありません。それを改善できないかということで、開発しているシステムです。このシステムは管理画面が感覚的に操作でき、簡単に施設のスマートフォンページを作成、変更できます。日本語で作成したページが22カ国語に自動翻訳して表示できます。
 
伊藤　ホテルはホームページを外注制作しているケースが多いので、日々の更新やクーポン配信をフレキシブルに行うのが難しい状況です。「Core Guide」ならワード感覚でスマートフォン向けサイトを作成、更新でき、自社サイトとリンクを張ることで自社サイト予約の強化にもつながります。
 
朴　まずは、お客さまに6カ月無料でお試しいただこうと思っています。

――今後のビジョンは。
 
朴　まずは、3年以内に今の商材を安定化させたいです。お客さまにしっかりと行き届かせたいですね。それ以外の新規開発商材もあるので、両面での人材確保が必要となってきます。組織としては現状40名体制ですが、それを3倍くらいにはしたいと思っています。もちろん、営業だけを増やすわけではありません。売った後のフォローもできる仕組みが不可欠だからです。そこから、もつとお客さまが欲しがるもの、良いものを生み出していく必要があります。

伊藤　当社ソリューションの根底にあるのは、お客さまの課題である人手不足の解消です。今ホテルで行っている業務は、ホテルに出勤して行う必要があるのかで切り分けします。自宅のPCや外出先からでもシステムにアクセスできると、場所に制限ざれず働くという雇用形態に変化が生まれます。場所や時間を選ばない、まさに働き方改革を実現できます。自ずと現場の負担も軽減できると考えております。