エクスペディア・グループは 1月 20日、22年の旅行業界の展望と予測をとりまとめたレポート「トラベラー・バリュー・インデックス 2022年の展望」を発表した。 同レポートはウェイクフィールド・リサーチ社が日本を含む世界 5500名を対象にしたリサーチ結果と、エクスペディア社が独自に分析したデータをもとにとりまとめたもの。
同調査によると、「ウェルネスをテーマとする旅行が急増」、「新たな仕事環境の影響により旅行者の優先順位が変化」、「活況を呈する旅行への投資」、「持続可能性や旅行者としての責任をより重視」、「お得で柔軟なサービスを求める」の 5つがトレンドとして表出。「ウェルネスをテーマとした旅行」の項目では、家族とともに過ごす時間や自分自身の健康を維持することへの重要性について考えるようになり、大多数の人が手軽にアドベンチャー気分を味わえる体験を求めるようになったという。
「新たな仕事環境の影響」の項目では、仕事の延長でレジャーを楽しむ「プレジャー」スタイルの旅行を取り入れる傾向にあるとのこと。
「旅行者の意識変化」の項目では、59%が持続可能な旅行のためにより多くの支出をいとわず、49%がオーバーツーリズムの影響を軽減するために混雑していない旅行先を選ぶと回答した。
エクスペディア・グループ ウェルネス、持続可能性、リモートワーク、22年の旅行トレンドを発表
エクスペディア・グループ ウェルネス、持続可能性、リモートワーク、22年の旅行トレンドを発表
【月刊HOTERES 2022年02月号】
2022年02月09日(水)