ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 2022年3月4日号 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考
2022年3月4日号 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考

第480回 ホテル旅館のキャップレート調査(16)

【月刊HOTERES 2022年03月号】
2022年03月03日(木)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 弊社では年 2回ホテルおよび旅館の還元利回り(以下、キャップレート)の調査を実施しています。今回は、2021年 11月に実施しました調査結果をご紹介したいと思います(回答者数 34人)。このキャップレートとは、ホテルの純収益から価値を求める際に使用する利回りです。「収益価値×キャップレート=純収益」より、逆に「純収益÷キャップレート⇒収益価値」として収益価値を試算する際の指標となります。

 ホテルのキャップレートは、リーマンショック以降大幅に上昇に転じ(収益価値は逆に下落する)、その後もSARSや大震災等の影響を受けてきました。近年ではホテルを取り巻く外部環境に好材料がそろい、12年以降当該利回りは低下傾向を強く示していましたが、20年から発生いたしました新型コロナウイルス感染症の影響を受け、キャップレート水準が上昇に転じました。19年 11月調査結果と21年5月調査結果を比較しますと、賃貸に供されているホテルに対するキャップレートで約+0.89%でした(2019年 11月4.94%から21年5月5.83%)。

 

北村剛史 
Takeshi Kitamura


(株)日本ホテルアプレイザル 代表取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)

ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの代表取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在籍時には「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究。

無料提供中:【サクラクオリティ安全行動基準】(新型コロナウイルス感染症予防止よび防止防止衛生管理実践マニュアル)
https://www.sakuraquality.com/

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年12月15日号
2024年12月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 全国ホテルオープン情報
【TOP RUNNER】
スタジアムシティホテル長崎(株)リージョナルクリエーション…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE