
『脱皮しない蛇は滅びる-地方独立系ホテル経営者に贈る言葉-』
定価:1800円+税
発行:2025年7月6日
出版:株式会社勝木書店
著者:清水 嗣能氏(福井国際観光ホテルリバージュアケボノ 社長/一般社団法人全日本ホテル連盟 会長)
「経営を続けていると、成長のために脱皮しなければならないときが来る。ただ大きくなるだけでなく、コンセプトを見直し、業態を変える必要が出て来たとき、どのように変わるかが問われる」。清水 嗣能氏がこれまでのさまざまな交流の上、培い育んできた知恵を感謝を込めて共有したい、との想いのもと誕生した同書籍。同氏の10年ごとの経験が章ごとにまとめられ、福井国際観光ホテルリバージュアケボノの地元らしさを感じるホテルづくりをコンセプトに、存在意義を高めてきた手法を詳らかに解説。
●記事作成者コメント
ホテル・レストラン業界専門メディアに在籍する当方にとって、ホテル業界について長年疑問に思っていた諸事柄に対する答え合わせの要素が含まれていると同時に、同書を読み自身が今後どのように歩んでいくのか自問する一冊となった。以前、弊誌「月刊ホテレス」(掲載当時は「週刊ホテルレストラン」)連載「FROM THE PUBLISHER」にて、海外のホテルでは経営者自ら設計段階からこだわりを詰め込んでいる、との記述があったが、清水 嗣能氏のホテルづくりはまさしくそれであった。同氏のホテル経営・ホテルづくりにかけた想いがまとめられたこの一冊を、現在のホテル経営者、ホテル経営を志す人たち、ホテル業界に興味のある学生らにぜひ読んでいただきたい。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp