銀座グランドホテル(東京都中央区)はこのほど、2027年春のリニューアルオープンに向けて今年9月から休館することを発表した。
同ホテルは1977年に開業し、2014年に現名称へリブランド。地下1階・地上12階建てで敷地面積1109.7㎡、延床面積9418.9㎡、全257室の規模で株式会社グランビスタ ホテル&リゾートが運営。
施設老朽化への対策として大規模改装を行い、フロントやラウンジ、全客室を刷新する。
訪日外国人を中心としたレジャー需要に対応すべく、「地域の価値で、未来を変えていく。」のブランドステートメントをもとに、さらなる「地域の魅力発信」「価値体験」を追求。
デザインは銀座の歴史を重んじるつくりとし、客室は水回りを含めて変更。ラウンジは面積を拡張させて宿泊者の交流を促し、サービス面の拡充も予定している。
支配人の稲葉 昭夫氏は「2040年には首都高速道路『KK線』が歩行者空間『Tokyo Sky Corridor』として生まれ変わるなど、地域ではさらなる利便性の高まりが期待されています。改装を通じて銀座にふさわしい、銀座の入り口に位置するシンボルチックなホテルを目指します」と述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp