ホテルにおける飲食の役割は、いま確実に進化している。単なる「食事の提供」ではなく、文化の発信地であり、ブランドの象徴であり、ゲスト体験の核心を担う存在へと変貌を遂げつつある。観光需要の多様化、高付加価値化、そして“ 体験重視” の潮流のなかで、F&B はもはや収益部門としてだけでなく、ホテルの世界観そのものを具現化する最前線と位置づけられている。
本特集では、国際的な評価を受ける料理人や、革新的なアルコールブランドとホテル、伝統と挑戦を両立するSAKE 醸造家たちの取り組みを通じて、「飲食」がどのようにホテルの価値と差別性を形成しているのかを多角的に探る。いずれの事例にも共通しているのは、“人” の想いと哲学が反映されたF&B 体験が、結果として施設の印象を決定づけ、ゲストの心に深く残るという点である。ホテル業界に求められているのは、収益性と感性価値の両立だ。その鍵を握るF&B の真価とは何か。本特集はその問いに応えるヒントを提示するものである。
CONTENTS
060 INTERVIEW/オテル・ドゥ・ミクニ
062 INTERVIEW/セルリアンタワー東急ホテル
064 INTERVIEW /森ノ醸造所
066 INTERVIEW / COMPASS BOX
068 TALK SESSION /メルキュール東京日比谷× WAKAZE
072 REPORT / PAIKAJI COFFEE
074 INTERVIEW /岩谷産業
076 REPORT /東京八王子酒造
077 REPORT /カンディハウス
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本記事は月刊ホテレス2025年8月号 特集の一部紹介記事です。
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2025年8月号 特集 II F&Bが変えるホテルの本質価値 体験創造の最前線
特集 II F&Bが変えるホテルの本質価値 体験創造の最前線
【月刊HOTERES 2025年08月号】
2025年08月14日(木)