猛暑で冷たいメニューなど好評、一方で暑すぎる天候は一部で客足にマイナス
6月は、下旬を中心に6月としては「記録的な高温」となったため、冷たい麺類メニューや、ビール類、飲料などが好評で外食全体としては、売上106.0%と堅調を維持した。しかし、暑すぎる天候は一部で客足にマイナスとなり、土曜日が少ない曜日まわりなども影響し、業態によっては客数が前年を下回った。
ファーストフード業態(FF)は、全体売上106.9%。「洋風」は、期間限定メニューなどが好調で、売上105.2%。「和風」は、新規投入の麺類メニュー等が好調で、売上112.5%。「麺類」は、猛暑で冷たい各種メニューやビールの販売が伸びたほか、うどん業態では新しいサイドメニューが好評で売上109.0%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、客単価上昇で売上103.4%も、客数は前年を下回った。「その他」は、猛暑が続くなか引き続き「アイスクリーム」のまとめ買いのテイクアウトメニューが好評で、売上は103.1%。
ファミリーレストラン業態(FR)は全体売上104.6%。FR は、夏場の気温が上昇すると「涼みに来るお客さま」が増える。お得なセットメニューの拡充もあり「洋風」は売上103.9%。「和風」は、人気の食べ放題や、インバウンド需要の堅調なとんかつなどにより売上107.0%。「中華」は、各種キャンペーンの好調が続き、売上108.9 %。「焼き肉」は、土曜日が少ない曜日まわりが大きく影響し、売上99.6%。
飲酒業態は、ビール類などの販売好調が客単価を押し上げ、売上は102.3%となったが一部ではコロナ禍後続いてきた上昇・回復傾向にも一服感が出ており、客数などに頭打ち感も見られた。
ディナーレストラン業態は節約志向の高まりや、猛暑でシニア層の客足が減り、振るわないところもあったが、引き続きお得感のある平日ランチメニューが好評で売上101.6%となった。
喫茶業態は猛暑で冷たいドリンク類の販売が特に堅調で売上112.0%。
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