ファイナリストと審査員を含む全員で
東急ホテルズ&リゾーツは、「第2回 東急ホテルズ カクテルコンペティション」を2025年9月10日、BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotelにて開催した。全国16店舗・26名がエントリーし予選を勝ち抜いたファイナリスト8名が決勝大会に挑んだ。
同社では、プロフェッショナルから新進のバーテンダーまで幅広い層が集い、協議を通じて技術とアイデアの向上を図るという主旨のもと開催。質の高いバーテンダーの育成を目指す。また、カクテルのスキルだけでなくバーテンダーのコミュニティ力の向上も目的としている。
参加対象者は、社員・契約社員・パートナー社員問わず。1ホテルから複数人参加可能。ただし、前年度優勝者の参加は不可。
審査項目は、①味とバランス、②ホスティング力、③技術、④カクテルコンセプト、⑤オリジナリティ・クリエイティビティ。予選と同様のカクテル5杯を6分以内にバーカウンターにて作成。全行程で使用したスピリッツは、「Japanese GIN 和美人」(本坊酒造)のジン。鹿児島の多様な自然環境の素材を採用したジャパニーズ・ジンで、コリアンダーシードのスパイシーさがジュニパーベリーのフレーバーを引き立たせる。蒸留所がある南さつま市津貫で収穫した金柑など、9種のボタニカルを調和させた爽快感のある香りと味わいが特徴。
鹿児島にまつわるエピソードを盛り込んだ逸品がそろう
「第2回 東急ホテルズ カクテルコンペティション」の結果は以下の通り。
グランプリ:川瀬航大さん(セルリアンタワー東急ホテル/タワーズバー ベロビスト)、準グランプリ:平野亮太さん(BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel/Bar Bellustar)、本造酒造特別賞:毎熊 澪さん(THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel ナナノイチ)。
総評で本坊酒造㈱常務取締役 甲信事業部長 久内 一氏は「それぞれ鹿児島にまつわるエピソードや県民性を盛り込み、鹿児島産の素材を採用するなど“鹿児島づくし”の名作が生み出された。いずれもJapanese GIN 和美人をより理解し、引き立ててくれた作品に軍配が上がった。ジンだけでなく、今後は鹿児島のウイスキーなども巧みに取り扱ってほしい」と述べた。東急ホテルズ&リゾーツ 取締役社長武井 隆氏は「料理コンテストは長らく行なってきたが、昨年より、サービスおよびカクテルコンペティションを実施。そのことでエキスパート職のキャリアビジョンや技術の向上となるきっかけになったと感じている。今後も、専門職を尊ぶ意味も含め、社内コンテストを維持促進していく」と述べ、今後も社員個人のキャリア開発やスキルアップにつながるアクションを推進していくことで、個々に適した“人財育成”につなげていくとしている。




【開催概要】
実施日:2025年9月10日
審査項目:「味とバランス」30ポイント、「ホスティング力」20ポイント、「技術」20ポイント、「カクテルコンセプト」15ポイント、「オリジナリティ・クリエイティビティ」15ポイント、=計100ポイント
【決勝戦・審査委員】
ホテルバーメンズ協会代表理事会長 野田浩史氏/本坊酒造㈱常務取締役 甲信事業部長 久内 一氏/東急ホテルズ&リゾーツ㈱取締役社長 武井隆氏/同運営企画グループ・運営管理グループ 統括部長 宮田 学氏/BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotelのエグゼクティブエキスパート 吉田茂樹氏




