冷たいメニューなど 季節商品の投入が本格化、猛暑で好評
7月は、6 月に続き「記録的な暑さ」となり、冷たいメニューやビール類などが好評となったほか、好天の中、月後半は夏休みの行楽需要なども好調で、外食全体の売上は108.7%となった。猛暑の影響は各社まちまちで、シニア層等の客足はマイナスとなる一方で、「涼を求める」外食動機も増え、夏休みの行楽需要もあり、大型商業施設立地の店舗では、安定した集客につながるところもあった。
ファーストフード業態(FF)は、全体売上109.7%。「洋風」は、スパイシーな季節メニューが好調で、売上111.8%。「和風」は、新規投入の麵メニューの人気が続き、売上110.0%。「麺類」は、冷たいメニューの投入が本格化し、猛暑で好調、売上108.7%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、夏休みに入り集客改善したところもあり売上103.0%。「その他」は、「アイスクリーム」が猛暑の中で人気キャラクターとのコラボ商品が好調、売上は109.5%。
ファミリーレストラン業態(FR)は全体売上107.6%。FR は、かき氷などの季節メニューに各社力を入れたほか地域別の販促を展開して集客したところもあり、「洋風」は売上108.1%。「和風」は、土用の丑の日のうなぎフェアなどで一定の集客があり売上109.4%。「中華」は、各種キャンペーンや店舗数増で売上107.9%。
客数の伸び悩みが続いている「焼き肉」は、猛暑が客足にマイナスになることもあったが、単価の上昇により売上102.4%。
飲酒業態は、猛暑で各社ビール類の販売が好調、客足も前月より改善傾向にあり、売上は103.7%。
ディナーレストラン業態はインバウンド需要の勢いは落ち着いたが、引き続きお得感のある平日ランチメニューが好評で売上105.3%となった。
喫茶業態は夏のドリンク類投入のほか各社販促キャンペーンを打ちだし、売上111.6%。
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