本誌では恒例の独自調査として「ホテルの総売上高」「客室売上高」「料飲売上高」「宴会売上高」「その他売上高」「客室・定員稼働率」のアンケートを実施。今年に入り、公正取引委員会が、都内のホテル運営事業者に対し、定期的に内部情報を共有することは、独占禁止法に違反するおそれがあるとして警告。このことが社会的な大きな話題となり、各地域のホテル会の休会などにつながった。そのこともあり、ホテル運営会社が本特集に関しても内部情報の提供を控える動きが高まり、前回23 年度よりアンケートの有効回答数は約80 件減。一部、ホテル非公表で宿泊部門のみの回答もあったものの、本調査至上最も有効回答数が少ない結果となった。なお、今年は「ブライダル売上高」に関するランキングはなし。本特集は、部門別売上高や稼働率などの主要営業数値を網羅し、収入面の指標にスポットを当てることで、日本のホテル業界の経営動向を展望する内容となっている。なお、本特集に掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。転載等をご希望の場合は、必ず事前に編集部(電話:03-6281-5710)までご連絡ください。また、ベスト100 ホテルのエクセルデータ(有料)についてご希望の方は、henshu@ohtapub.co.jp までメールでお問い合わせください。
編集部
ランキング表の見方
1 調査方法:ホテル情報総合検索システムHITS に掲載されたホテル約1000 軒にアンケート用紙を郵送し、オンラインサー
ベイも実施した。回収したアンケート結果を基本とし、随時電話サーベイを実施。
2 調査実施時期:5 月下旬~ 7 月下旬
3 回答数:257 ホテル(有効回答151 /ホテル名非公表および、宿泊部門のみ回答253)
4 調査対象:企業単位ではなく、事業所(ホテル)単位。従業員数は原則パート・アルバイト含む
5 調査対象年度:2024 年度決算
6 売上高の種類:原則として以下の定義に沿って回答を要請。
▷ 総売上高=事業者としてのホテル全体の売上高。
▷ 客室売上高=客室のみの売上高を記載。サービス料、ルームサービス代、ミニバー料金、電話代、有料テレビ代、パック料金内の食事代(朝・昼・夕食)などは含まない。
▷ 料飲売上高=ホテル内のレストラン・バーなど料飲施設での料理・飲料売上高を記載。ルームサービス代、パック料金内の食事代、ミニバー料金などは含むが、サービス料、宴会場(婚礼を含む)での料理・飲料売上高は含まない。
▷ 宴会売上高=宴会場(婚礼を含む)での料理・飲料売上高を記載。サービス料、客室料、引出物代、装花代など、料理・飲料以外の諸収入は含まない。宴会売上高を料飲売上高に合算しているホテルは表内では☆を記載。
▷ その他売上高=サービス料(客室・料飲・宴会)、電話代、有料テレビ代、クリーニング代(以上、客室)、室料、料理・飲料以外の諸収入(以上、宴会)、テナント賃貸料などが相当。
7 主要指標の算出方法:原則として以下の定義に沿って算出。
▷ 客室稼働率=年間販売客室数÷期中の総販売可能客室数× 100
▷ 定員稼働率=年間宿泊客数÷年間宿泊定員数× 100
▷ 1 日1 室当たりの実質客室単価[ADR] =年間客室売上高÷(期中の総販売可能客室数×客室稼働率)
▷ 1 日1 室当たりの客室売上高[RevPAR] =年間客室売上高÷期中の総販売可能客室数
表記単位:原則切り捨て ※「―」は設定なし。「na」は回答なし
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本記事は月刊ホテレス2025年11月号 特集の一部紹介記事です。
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