一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は11月10日、会員ホテルの2025年10月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は235軒の協力ホテルのうち111軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2025年10月の全国平均は85.4%、前年同月86.3%と0.9ポイント減の結果となった。
当月は速報値では前年を下回ることとなり、エリア別では関東・東海・北陸・近畿が前年を上回り、その他の地域では軒並み下回った。
東北地区では早めの紅葉目当てのインバウンド需要、東海エリアではカーイベントやスポーツ大会、人気グループコンサートなどイベント需要が多数重なり高稼働に。近畿地区では前半に大阪・関西万博の最終駆け込み需要、国慶節の中国人客が重なり月平均を押し上げたと担当者は述べる。
なお、中四国および九州エリアは回答数が速報値時点で少なかったことが影響し、低い数値になったとのこと。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp




