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第18回 トップ企業経営者は何を考えるのか!? 

第18回  ㈱エムアイエス 三原 淳 × TOP CONNECT ㈱ 内田雅章

【月刊HOTERES 2016年07月号】
2016年07月01日(金)
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TOP CONNECT ㈱ 代表取締役 内田雅章
㈱エムアイエス 代表取締役 三原 淳

「日本の働くお母さんを元気にする」
㈱エムアイエスの存在と貢献
 
内田 ㈱エムアイエスの事業についてお聞かせ下さい。
 
三原 「日本の働くお母さんを元気にする」を理念に掲げながら、コインランドリー「マンマチャオ(mammaciao)」のFC 展開を行なっているのが、弊社㈱エムアイエスです。2000 年に法人として立ち上げを行ない、現在その数は200 店舗を超えました。出店需要は事業認知度向上や書籍の影響もあり、ここ数年間は右肩上がりの状況です。空き物件状況と出店希望者の割合について、ワークスタイルや職場環境の変化によってオフィスビル内の小スペースの空洞化= 空きスペースが増えているという背景がありますが、それ以上に経済状況を理由に、投資または副収入目的の方=出店希望者の方がそれを上回っています。今後もしばらくこの傾向は続くと考えていますし、ユーザーの数も同じように増加してくると考えています。
 
内田 さまざまなビジネスがありますが、なぜコインランドリーだったのでしょうか。
 
三原 もともとコインランドリーの機材を輸入して、FC 本部に卸す商社に勤めていました。そこであるとき、当時の同僚から「デクスター社( 米国本社) の洗濯機がすごいらしいよ」という情報を耳にしたのです。会社を離れて自分でビジネスをやろうと考えていたころでもあったので、興味が湧いて、当時英語も話せなかったのにメールを本社宛てに送ったところ「ぜひ会おう!」と返信がありました。そこから先方の副社長とお会いして、話がまとまり、帰国から起業、そして今日につながっているわけです。自分の事業を通じて社会をよくしたいという想いは当時からありましたが、最初はそれこそ自分たちが食べていくこと、事業を軌道に乗せることに必死だったように記憶しています。
 
内田 会社設立以来、順調に店舗数を伸ばしていますその理由。またどういったユーザー層があるのでしょうか。
 
三原 店舗増加の理由は、投資対象としての利回りの良さです。年間平均15% の利回りで稼働して、回収の目安がおよそ7 ~ 8 年。建築資材の高騰といった経済状況を踏まえると、良い対象と言えます。ユーザー層のメインは、共働き世帯の主婦の方です。従来のコインランドリー利用者と言えば、一人暮らしの学生とか、家に洗濯機がないとか、来ざるを得ない状況の方が中心でしたが、家庭環境の変化に伴い、洗濯をする時間のない方というのがユーザーの中心になっています。働くお母さんが増えていますが、家事の負担が減るわけではありませんので、必然利用者層に変化が起きてくるわけです。もちろん、男性の手伝いで変わる部分もあります。外国人労働者の方々も、ユーザーとして大きな存在です。彼ら彼女らはだいたい二つ、三つ仕事をしている場合が多いということと、洗濯機購入という購買行動に対する経済価値・文化の違いから自分たちでは所有しないので、利用につながっています。そしてここ数年急増しているのが、海外からの長期滞在者による利用です。宿泊している施設にお願いすると時間がかかりますが、われわれのコインランドリーであれば洗濯から乾燥までがわずか1 時間と、非常に役立っているようです。
 
内田 他社との差別化について伺える範囲でお聞かせいただけますか。
 
三原 たくさんありますが、いくつかご紹介しますとまずは管理体制。よく地方に行くと緊急連絡先として個人の携帯場番号が書かれていますが、受ける方はいつかかってくるか分かりませんし、つながらなければクレームになってしまう。その対応策として、コールセンターを設けています。何か問題があれば、オペレーターがお客さまの応対をします。多くの場合は「機械が正常に動作しない」といった内容なので、遠隔操作によってオペレーターが機械の操作できるようにシステムを構築。返金などの事務処理も不要です。ほかに環境に配慮したエコランドリーを推奨しており、電解水の使用によるすすぎ回数の削減、自然に優しい洗剤やソフターの導入などを行なっています。

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