1998 年創業、2001 年ナスダックに上場。以来、旋風のごとくウエディング業界の勢力図を塗り替えたのが㈱テイクアンドギヴ・ニーズだ。年間1 万9000 件以上の実績と全国に103 の施設を運営、年商約600億円、従業員数約1500 人とすべてにおいて業界トップの実績を上げている。そこで今回は2001 年入社以来、40 の施設の立ち上げにかかわり、16 年におよび業界トップとなるべき事業改革、人材育成に取り組んできた宮本隆志執行役員にT&G 流人材育成についてお聞きした。
福永 御社は“ハウスウエディング市場”という新たなステージを作り上げられ、年々、企業が成長し施設も従業員数も増えていく中で、人材育成はどのようにされていらっしゃるのでしょうか。
宮本 私は2001 年、ナスダックに上場した年に入社し16 年目になります。以来、全国40 施設の立ち上げにかかわりました。入社した当時は100 人弱だった従業員も今は約1500 人、施設は103 施設におよんでいます。まさに急成長した企業です。店舗展開が最も早かった頃は、優秀な人財は、入社3 年で10 億の売上高を預かる支配人になりました。規模が大きくなった今も、企業としての俊敏性を失わないよう、優秀人財が入社5、6年で支配人になれるよう個別に育成しています。大きな企業になった今も、実は一人一人を個別に見て、それぞれのキャリアを考え、異動や育成を考えています。社員ひとりひとりの成長が企業の成長に繋がることを基本とし、日々の業務を通じて上司や先輩から刺激を受ける、または部下や後輩を指導するという具合に、「育ち」「育てる」サイクルを支援する体制を整えています。急成長した企業だからこそ自分の努力次第でポジションとしてのステップアップが可能であり、ひとりひとりの成長に支援をいとまない人事制度が整備されているからこそ、人間として、企業人としての成長を得ることができます。
新卒であれば25 歳から28 歳でともすれば中小企業のような数億の売上高の経営を担う支配人になれることは、自己成長を求めている人にとってはチャンスです。
第43回
Wプロフェッショナルズ 第43回 ㈱テイクアンドギヴ・ニーズ 執行役員運営統括本部長 宮本隆志 氏 × ㈱フェイス 福永有利子 氏
社員一人一人が成長できる チャンスを与えるための 人材育成と評価制度構築
【月刊HOTERES 2016年08月号】
2016年08月19日(金)
㈱フェイス 代表取締役 福永有利子 氏
㈱テイクアンドギヴ・ニーズ 執行役員運営統括本部長 宮本隆志 氏