吉祥寺東急REIホテル(東京都武蔵野市)は11月1日より、36.7㎡のデラックスツインルーム1室を改装し、新たにユニバーサルデザインルームとして展開している。
近年高まるユニバーサルタイプの客室のニーズを鑑み、宿泊施設バリアフリー化支援補助金を活用し、2カ月間の改装期間を経てリニューアルをした同客室。同ホテル1室目のユニバーサルルームとして新設した。


客室の入口やバスルームの開口の広さを確保し、室内はバスルームやトイレを含めすべてフラットな間取りに。バスルームの洗い場は車イスでも旋回できるスペースを設けた。
身体の不自由なゲストでも快適に滞在ができるよう、フロントスタッフとのコミュニケーションツールとしても使用できるiPadの設置、来客訪問音や目覚まし時計などを感知し発光・振動するセントラルアラート福祉セットなど、さまざまなサポート用具も備えている。


客室アシスタントマネジャーの戸澤 正雄氏は「本来はオリンピックに合わせて新設する予定でしたが、コロナ禍で完成が遅れてしまいました。公開後、徐々に問い合わせも入り始めております。内装にもこだわって、吉祥寺の街や井の頭公園をイメージしたものとなっておりまして、まずは一度ご利用いただいて使い勝手を見ていただけたら」とコメントする。