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  • 北村剛史 新しい視点 「ホテルの価値」向上理論 〜ホテルのシステム思考〜  第209 回 『客室料金に関する需要者側価格調査』
第209回 北村剛史 新しい視点 「ホテルの価値」向上理論 〜ホテルのシステム思考〜 

第209 回 『客室料金に関する需要者側価格調査』

【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月04日(金)
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 2015 年度は、外国人観光客数1973 万人と、ほぼインバウンド市場2000 万人目前に迫りました。今回は、これらインバウンド市場などを背景に活況を維持する宿泊市場における今後の客室料金戦略やその行方を考えてみたいと思います(弊社が実施した2016 年1 月に実施した全国200 名男女、東京所在11%に対するインターネット調査による)。
 
 そもそも「モノの値段(価値)」は、その需要量と供給量とのバランスで決定しています。ホテルの場合には、供給量が需要より柔軟な調整が効きません。昨今の急激な宿泊需要の拡大は、それに見合った供給がなされるまでの間、市場は急激な価格調整にさらされることになります。また一方で、「モノの値段(価値)」には、そのような需給バランスで決定される「市場価値」とは異なる、需要者が本来あるべきと考えている需要者側にとっての価値(以下では「需要者側価格」とします)があります。一部のマーケットを除いて、大半のマーケットが(国内需要>インバウンド需要)であるものと思われますので、まずはこの国内「需要者側価格」から、長期的には需給がバランスすることで収束するだろう客室料金を考えてみたいと思います。

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