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第19回 対談 トップ企業経営者は何を考えるのか!? 

第19回  ティア 代表取締役社長 冨安徳久 氏 × TOP CONNECT 代表取締役 内田雅章 氏

【月刊HOTERES 2016年08月号】
2016年08月03日(水)
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TOP CONNECT 代表取締役 内田雅章 氏
ティア 代表取締役社長 冨安徳久 氏

遺族に寄り添う特別な仕事
㈱ティアと冨安徳久
 
内田 ㈱ティアの事業についてお聞かせ下さい。
 
冨安 1997 年に創業し、葬儀会館を直営、フランチャイズで中部・関東・関西に運営しており、葬儀施行全般や各種法要を請け負っています。今年で19年目を迎え、初年度は64 件の実績であった葬儀の数は、2008 年に4000件を突破。04 年から開始したFC 事業の実績を加えると、現在年間12000件近くの葬儀に携わらせていただけるようになりました。これも一重に、お客様からの支持・信頼を頂くことができたからこそ、これほど多くの葬儀を承るようになったと思っております。
 
内田 葬儀に関わったきっかけと、そこで学んだことを伺えますか。
 
冨安 最初葬儀の業界に入った理由はとてもシンプルで、アルバイトの時給がよかったからです。この業界に入って37 年になりますが、当時は高校を卒業し、大学入学までおよそ三週間のアルバイトの予定でしたし、葬儀という仕事に対する理解や憧れがあったわけではありません。そんな私にとっては、そのとき一緒に仕事をしていた先輩の姿を見たこと、これが人生を左右する大きなポイントでした。
 
 たくさんの人が悲しみにくれる中、故人様を弔ったのち、ご遺族が涙を流しながら手を取って感謝の言葉を先輩に伝えている。その場面を見たとき「こんなに感謝される仕事が世の中に存在するのか」と思いました。そして同時に、自分もこんな先輩みたいになりたい、ご遺族のために役に立ちたいと、家庭内のしつけの影響もあり強く思うようになったのです。
 
内田 どのような家庭環境の中で成長されたのですか。
 
冨安 両親は果樹園で農作業をして生計を立てており、幼少のころから自立することの大切さや、人の役に立つ意味や素晴らしさ、社会で生きていくために必要なことなどを、きちんと理由とともに教えてくれました。「自立しなさい」とか、「いつも笑顔でいなさい」とは日頃からよく言われていましたが、「勉強しなさい」と言われたことは一度もありません。合格していた大学に入学せず、葬儀社の社員になったことを打ち明けたときも、理解を示してくれました。学校の行事には、農作業を理由にあまり顔を見せてくれた記憶はないのですが、人として、親として、非常に尊敬しています。

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