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019 岡村衡一郎  サービス・イノベーション48手 ~現場と本部が一体で進めるイノベーション~ 

019 「一品」を変化のテコに飛躍する

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月28日(金)
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Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004 年㈱スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など

 
今回のポイント
既存品を売れる商品に仕立て、一品をなりたい姿へ変化させたその仕事術は未来への突破口となる変化に追われるリーダーのための実践的イノベーションメソッドとして、ホテル業の事例にとどまらず、多く企業変革の現場から生まれた「チェンジング・メソッド」48 種を紹介します。
 

 大阪本社のシャックル(重量物の吊り具)メーカーの大洋製器工業は、愉快なイノベーションカンパニーになりつつある。社員発案で作成されたポスター(下)で、自社商品の真ん中に社長の顔があるバージョン(左)、社長がシャックルを握り社内メッセージを発するバージョン(右)とあって、トップ自らがつくったなら興ざめだが、そうではないところに活力を感じる。
 
 社長が掲げるメッセージは「おもろい会社をつくろう」で、社員は自社商品を通じて世の中を明るくしようと試みる。ポスターに掲載される商品には意味がある。一つはお客さまの要望に耳を傾けて開発したベストセラーで、もう一つはお客さまの作業現場が勝てる現場になれるように思いをこめてつくった作業性重視の小さくても強度のあるフックだ。ポスターには、これらのストーリーを増やしていこう、お客さまの現場の作業性向上につなげる商品を形にしていこう、という思いが込められている。

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