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第四十四話 佐々木 正二  わが身を救う人づくり  

第四十四話  日本のことば『生きがい』から学ぶ

【月刊HOTERES 2019年01月号】
2019年01月18日(金)
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 国語辞書を確認しますと、生きるに値するものと出ていまが、一口では言い表せないのでしょう。海外の方が生きがいについてまとめた一例があります。生きがいが中心にあって周りには、①得意なこと②好きなこと③社会から必要とされること④収入が得られることが綴られています。海外の方々は、日本のもどかしさよりもはるかに解読化されて、生きがいから何かを得ようとする働きが学びとれます。
 
 スペイン人の著書には『IKIGAI』と、題した出版あります。この方は、朝から晩まで仕事に追われて、日々の暮らしに満足感が得られなくなっていたそうですが、生きがいの言葉を追求して、新しく目覚めた生涯が見えてきたと言われま言わんばかり、日ごろ何とも思わない言葉を追求し、あれもこれもどうなっているか分からない。つまりボーっとしているんですね。しかしボーっとしているから、新しいものを取り入れる「新加」につながるのかも知れません。他者から当たり前のように「この意味知っていますか」と問われますと、恥をかくほど言葉が出てこないことありますね。
 
 日常使われている言葉に「生きがい」があります。この意味について考えたことおありでしょうか、こちらも報道番組で取り上げられましたが、海外では「生きがい」について、学ぶ方が多くおられるようです。生きがいは日本国独自の言葉で、海外ではどこの国も言葉に表せないと言います。私たちは日常においてなんとなく使っている言葉ですが、意味す。さて、日本国で生まれた「生きがい」を私たちも、大いに活用するべきではないでしょうか。
 
 生きがいを仕事に置き替えてみますと、①得意なこと=得意を伸ばすことは個人あるいは企業の成長に反映されます。②好きなこと=加速(時間短縮)ができます。③社会から必要とされること=信頼(認められる)され自信と評価が得られます。④収入が得られること=やる気が沸き、責任と自覚が生まれます。
 
 このように分析しますと、日本における言葉を探っても人生の追求はできます。すなわち、ボーっとして他者と同じことをしても「新加」はないといえるでしょう。そうであるならば生きがいを例えて、人を育てることに真剣に取り組まなければならないことを事解してほしいと願います。①~④を語る海外の方々が、ここまで私たちに教示してくださいましたことムダにしたくないと心得ます。せっかく日本にある名言を活用せずにボーっと終わらせてはなりません。年の瀬から託された新年のはじまりに何を着手されますか。スタッフが待っている心の思いとは、自らを試したい、考えを聞いてもらいたいなど真剣なのです。
 
 トップはここをどのように受け止めるか、その背景は「人づくり」でしょう。
 生きがいは志と似たところがあって、どちらもいちずで隠せないでしょう。
 
 新年は今、人づくりは信念からスタートです。

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