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第377回 2019年11月22日号 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考

第377回 再開発事業におけるホテル誘致の課題点

【月刊HOTERES 2019年11月号】
2019年11月19日(火)
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北村剛史 
Takeshi Kitamura


(株)日本ホテルアプレイザル 取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役社長/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事

 前回は、昨今の新規ホテル開発で多く見られるようになってきました「ライフスタイル型ホテル」というホテルカテゴリーについて、その特徴やニーズ、成功要件等について、検討してみました。国内外の「ライフスタイル型ホテル」に関連する公表情報からそれら特徴を整理してみますと、「地域性のあるデザイン、街に開かれたエントランス、ファッション・音楽・アートを感じる空間、全館ハイスピードWi-Fi、カジュアルで親しみのある接客、人の交わりが生まれるラウンジ、シンプルで機能的な客室」等が見られる点、またそれらコンセプト等を俯瞰しますと、2000年代に成人あるいは社会人になる世代である「ミレニアル世代」を意識した取り組みであり、それら世代におおむね共通して見られる文化的興味や意見、行動および生活様式への対応を追求した結果である点、一過性の可能性がある何らかの「ライフスタイル」に対応するものではなく、ターゲットとして重要な世代的セグメントに対する取り組みである場合には、比較的長期安定的に競争力維持が期待できるホテルカテゴリーとなる可能性について言及しました。

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