昨夏は館内各所に飾られ、風鈴ならではの“夏音”が涼を運び、来館したお客さまを楽しませてくれた。今年は絵付け体験ができるアクティビティも加わり、より一層、日本らしい夏を感じられる滞在が提案されている
「ヒルトン東京お台場(以下、「ヒルトンお台場」)」の夏が、‟Summer in Odaiba! Cool Summer Festa 2025”としてパワーアップして帰ってきた。昨夏に展開した‟夏の風物詩“コンテンツを、より体験型へと昇華させ、今夏はアクティビティとして提供する。中でも、日本の伝統工芸であり伝統美でもある“江戸風鈴”や“江戸提灯”を、プロの職人に教わりながらオリジナルで作ることができる体験は、コト体験において“本物感”が求められる今、非常に秀逸なプログラムだといえる。また、グローバルブランドであるヒルトンが、こうした日本文化の深さを世界に発信し、多様な国籍のお客さまに向けて直接体験できるアクティビティとして提供している点も、大いに注目すべきだ。
‟Benefit Plus“の人気コンテンツ、‟サンセット〜ナイトクルーズ〜“に今年は新たな航路、‟羽田空港周遊”コースが登場した。キャビンから見上げる飛行機は、手が届きそうなほどの近さで頭上を通過する(筆者注:体感値的には画像の大きさ以上で見える感じだ)。その圧倒的な迫力は、特別感あふれるプレミアムな体験として楽しめる
また、“現代の夏”を楽しみたいお客さまのニーズにも応えるべく、館内レストランでは東京湾を望むテラスでのBBQに加え、「シースケープ テラス・ダイニング」、日本料理「さくら」、「グリロジー バー&グリル」の3店舗で飲み放題付きで、少人数から利用できるパーティプランも創生した。
昨夏初登場し、好評を博した“UCHIMIZU”体験。今夏はさらにプログラム内容を充実させ、竹筒を使った水鉄砲作り体験(有料)も加わった。日本人が古くから受け継いできた、夏の涼を得る知恵を楽しみながら学べる、魅力的なプランだ
このように、「ヒルトンお台場」が用意したサマーコンテンツは、お台場の海と共に‟古き良き、そして新しき日本の夏“を体験できる時間に溢れている。特に伝統コンテンツは、大人にとっては懐かしい夏休みの記憶を呼び起こし、子供たちには忘れられない夏の思い出作りの場となるだろう。夏を舞台に各事業者がさまざまな魅力的なコンテンツを展開しているが、「ヒルトンお台場」のそれも、お客さまの記憶に残るプログラムであるといえる。プライベートでの訪問はもちろんおすすめだが、観光事業に限らず、地域や施設の魅力開発に関わる担当者にとっては、自己投資の場としても価値がある。ぜひ一度、足を運んでみてはどうだろうか。
「ヒルトン東京お台場」
https://www.hiltonodaiba.jp/







担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp