一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は8月8日、会員ホテルの2025年7月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は235軒の協力ホテルのうち114軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2025年7月の全国平均は78.3%、前年同月80.7%と2.4ポイント減の結果となり、前月に引き続き前年実績を下回ることとなった。
甲信越・北陸・近畿の3エリア以外は前月に引き続き下回ることとなり、関東エリアでは東京・神奈川が前年割れの結果。大阪・関西万博の来訪客で好調であった近畿エリアでは1.6ポイント増、大阪でも0.1ポイント増のプラスにとどまった。
今年は早い時期から猛暑を迎え、猛暑の影響で万博への集客にネガティブな影響を及ぼし、半面、涼しいイメージのある甲信越および北陸エリアはわずかながら前年を上回っていると担当者は述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp