神戸市内から車で30 分、世界最長の吊り橋 明石海峡大橋を渡れば、そこは大自然と海に囲まれた淡路島。瀬戸内海特有な温暖な気候と、豊かな風土を生かした多彩な食材から、太古の時代から『御みつけくに食国』と呼ばれてきた。その淡路島で、生産者と一体となり、地産地消にこだわった料理を提供している総料理長がいる。今回、淡路島産食材の加工販売に拘った「沖物産」、淡路島で珍しい野菜・ハーブを作り続ける「フレッシュグループ」、淡路島産小麦で生パスタを販売する「淡路麺業」の3 方にご協力いただき、ウェスティンホテル淡路 池野徹 総料理長に話を伺った。
ウェスティンホテル淡路 総料理長
池野 徹 氏
1962 年 北海道生まれ。81 年 京王プラザホテル入社。その後、京王プラザホテル札幌、ラマダルネッサンスホテル札幌、レストランリベージュ、ロワジールホテル旭川(旧旭川パレスホテル)を経て、2010 年10 月ウェスティンホテル淡路 料飲部長件総料理長就任。12 年10 月調理部長兼総料理長就任。現在に至る。