日本ビューホテル(株)は2 月26 日、(株)アビラ(長野県飯山市)との間で秋田ビューホテル(秋田県秋田市)の譲渡契約が締結したことを発表した。
1984 年開業の秋田ビューホテルは、187 の客室と館内に4 つの飲食店、8つの宴会場、婚礼式場を有し、秋田を代表するフルサービス型ホテルとしてこれまで運営を行なってきた。しかし近年は、日本ビューホテル(株)の中期計画においても資産価値の見直しが図られるなど苦しい経営状態が続いており、そこに昨年の新型コロナウイルスの影響が追い打ちをかける形となっていた。一方、長野県飯山市を拠点にホテル、旅館、スキー場、飲食店等の経営を行なう(株)アビラは、長野県からインバウンドが周遊する滞在拠点を探す中で、2020 年5 月に日本ビューホテルへ事業譲渡の申し出を行ない協議が開始、今回の契約締結に至った。譲渡日は21年4 月30 日が予定されており、譲渡後は「秋田ホテル」へと改称する方針であることも発表されている。
なお、今回の契約における譲渡額は非公開となっている。