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第三十九回 キャリアデザインは口に出して言え 福永健司のキャリア論

評判=勝負の分かれ目

2017年07月27日(木)
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 今に始まったものではないですがトリップアドバイザーはじめとした口コミサイト、そしてSNSの猛威はさらに進化と勢力を拡大して我々のビジネスに影響を与え続けています。
 
 古くは“訪問→体験→意見、感想”という流れであったが今日では先ずは意見、感想がありきで、それにより行く、行かないが判断されてしまっています。
実際に経験するよりも先に第三者の意見や感想そして評判で勝負が決まるのです。
 
 “意見・感想”が“訪問”そして“体験”に勝りフローの先頭になっています。
 
 意見や感想、言い換えると評判(=Reputation)がすべてであり、ここを突破しないと先の工程に進まない、進めない。イコール、ビジネスに発展しないということになります。
 
 もちろん逆に考えればこのツールを使いこなしターンアラウンドさせれば大きな武器になり、大きな機会になることは間違いありません。
 
 ある統計ではトラべラ―の85%以上が事前に口コミを読み、それによってホテルをはじめとした旅の工程を決めていくことは実証されています。
 
 したがって今日のビジネスシーン、特にホテルではこのSNSや口コミサイトの効用を侮ることなく(侮る方はいないでしょうが)重要性を理解し、スピード感をもった適切な対応を求められる毎日となります。
 
 レピュテーションマネジメントが声高々に叫ばれるようになった要因はこうした背景でありReputation(評判)=判断基準、Reputation=売上といっても過言ではない状況です。
 

 

 さて、こうした状況を我々のキャリアデザインに当てはめるとどのようになるのでしょうか?
 
 日本は労働基準法を含めた労働者の立場に立った法律と単一民族、信頼の文化などに支えられ過去は限られた中でしか実施されていなかった(実施ができなかった)リフファレンスチェック。これがキャリアを左右する一端になります。
 
 リファレンスチェックは主に中途採用時などにはすでに活用されています、過去に一緒に働いた方に当該者の仕事ぶりやスキルや対人能力などを確認し採用や企業内においては昇進時や異動時などに重宝されます。参考のために実際に働いた方々からの”評判”や”感想”を確認するのです。
 
 決めの質問は「あなたが私の立場ならこの方を採用しますか?」あるいは「あなたはもう一度、この方と一緒に働きたいと思いますか?」
 
 要は他者にこの人材を奨められますか?という核心的な問い合わせをするのです。
 
 ではこれに対応するにはどうすればよいか?
 なんでもそうですが唯一絶対的な成功の鍵は存在しません。ですがひとつのヒントは“今”です。
 過去の自分は変えられない。変えられるのは今と今日からつながる明日、そして未来です。
 
 不要に不安を煽るつもりはないですが現在の環境や周囲で起きている事象を理解し、時代のうねりに対しどのようにふるまえばよいかをそれぞれの立場で考える必要があります。口コミの効用やリファレンスチェックの存在を理解していただき、瞬間的に戸惑いや守りに入ろうとも今、この瞬間にフォーカスし、自身の仕事に真摯に向き合い全力を尽くすことです。そうした事実を積み重ね、周りから認められる、奨めてもらえる力をつけたいものです。
 


 
 
 

今がすべてさ、いつだって








 

福永 健司
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル  総支配人
福永 健司 プロフィール

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