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酒のSP

ソアーヴェが世界農業遺産 イタリア初のブドウ栽培による認証

【月刊HOTERES 2019年01月号】
2019年01月25日(金)
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ソアーヴェを象徴する地層。土壌がソアーヴェの個性を育む。
街並みすべてがワイン産地としてのモニュメント。
ソアーヴェワイン保護協会のサンドロ・ジーニ会長

ソアーヴェのワイン造りは、人類すべての営みの前例となるもの

  ソアーヴェワイン保護協会のサンドロ・ジーニ会長は「ソアーヴェは、ブドウ栽培システムの中で、数百年前からの伝統を維持する力を備えており、効率的かつ現代的な生産システムとして認知されるべき。ソアーヴェのワイン造りは、人類すべての営みの前例となるもの」と語っている。
 世界農業遺産は、世界的に伝統的であり重要な農林水産業を営む地域(および農林水産業システム)をFAO が認定する制度。18 年7 月現在で世界21カ国52 地域、日本では「静岡水わさびの伝統栽培」(静岡県わさび栽培地域)、「トキと共生する佐渡の里山」(新潟県佐渡市)、「清流長良川の鮎」(岐阜県長良川上中流域)、「 クヌギ林とため池がつなぐ農林水産循環」(大分県国東半島宇佐地域)など11 地域が認定されている。

①食料及び生計の保障 
②農業生物多様性 
③地域の伝統的な知識システム 
④文化、価値観及び社会組織 
⑤ランドスケープおよびシースケープの特徴のすべてを満たした上で、持続性のための保全計画が課せられているこの認証のハードルは高い。
 
 これは、欧州のワイン産地としての評価ではなく、伝統的なワイン産地の一つ、さらに言えば地域ブランドとしての評価としての影響を期待されている。また、18 年のSOAVE バイ ザ グラス プロモーションの結果が発表され、愛媛の「ルミーノカリーノ」、東京の「イル・バーカロ」、福岡の「カーサ」の3 店が表彰店舗として発表された。

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