市場別では、ロシアを除く19市場が11月として過去最高を更新した。また、マレーシアは単月としても過去最高となった。11月までの累計では、タイ(70万3千人)、シンガポール(24万2千人)、マレーシア(25万5千人)、インド(9万7千人)、豪州(32万7千人)、米国(94万3千人)、英国(23万9千人)、ドイツ(15万2千人)が、それぞれ2014年の年計を上回り、今年の累計が昨年の年計を超えた市場は19市場となった。
各市場別の数値は以下のとおり。
JNTOによると、11月は、学校休暇によりマレーシアやフィリピンの訪日旅行者数が大きく増加したほか、紅葉鑑賞などを目的とした訪日需要の増加により、多くの市場で順調な伸びを示した。秋に向けた訪日プロモーションに加え、円安基調の継続と消費税免税制度の拡充による買い物需要、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がり、近年の査証免除や要件緩和などさまざまな好条件が相まって、訪日外客数の増加につながった。
12月は、シンガポール、マレーシア、インドネシアからの学校休暇を利用した旅行や、香港やカナダからのクリスマス休暇を活用した訪日旅行の需要が期待される。
日本政府観光局(JNTO)
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