一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は10月10日、会員ホテルの2025年9月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は235軒の協力ホテルのうち116軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2025年9月の全国平均は81.7%、前年同月81.6%と0.1ポイント増の結果となった。
9月速報値の全国平均では、先月に引き続き若干ながらも前年同月を上回った。エリア別では関東・近畿が全国平均を押し上げて稼働の中心的役割を担った一方、その他地域では稼働が伸び悩み、地位間格差がある結果に。
近畿地区では大阪・関西万博の開催終了に近づき、駆け込み需要が見られて堅調な稼働率を維持。半面、東京都・大阪府ではインバウンド需要が減少傾向にあり、その比率が下がってきているとの報告が複数あったと担当者は述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp