沖縄県本島中南部・宮古島には大量の水溶性天然ガスが埋蔵されていることが確認されている。ロワジールホテル 那覇は、「三重城(みえぐすく)温泉」という温泉施設を所有しており、この温泉も水溶性天然ガスの恩恵を受けている。
石炭、石油に比べ、二酸化炭素排出量の少ない天然ガスは次世代のクリーンエネルギーとして注目されている。沖縄ガスとロワジールホテル 那覇は、以前から活用を模索しており、今回この水溶性天然ガスを利用し発電をおこなう「コージェネレーションシステム」の設置が完了し、本格運用がスタートしたもの。
今回のプロジェクトは、経済産業省「平成26年度地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業費補助金」の交付を受けて実現した。このシステムは、水溶性天然ガスをエネルギーとした自家発電でホテルが消費する電力の一部を賄うとともに、発電時に発生する排熱をホテルの給湯に再利用するもの。沖縄ガスの試算によると、この取り組みによる二酸化炭素の削減量は年間約313トン、樹齢20年の杉の木に換算すると22,384本分にものぼり、地球温暖化防止へ大きな貢献となる。
ロワジールホテル 那覇
http://www.loisir-naha.com/