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ホテルデータファイル 月刊ホテレス

大阪・関西万博の恩恵で近畿圏の宿泊売上が大幅増、月刊ホテレス・ホテル客室稼働率調査25年4月速報

2025年05月28日(水)
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 小誌・月刊ホテレス独自調査「全国ホテル客室稼働率」の2025年4月結果がこのほどまとまった。今回、全国93ホテルの平均客室稼働率は81.5%(前年同月78.9%)、ADRは15,482円(同13,920円、11.2ポイント増)、RevPARは12,618円(同10,983円、14.9ポイント増)となった。
 本調査区分14エリアにおいて、甲信越・北陸エリアを除く13エリアにてADRおよびRevPARが伸長することとなった。RevPARの伸びは対前年月比で2ケタ増となり、大阪では万博の追い風もありRevPARは同40.6ポイント増、東京宿泊主体型はインバウンドの恩恵もあり同25.4ポイント増で着地。
 
 JNTO発表の訪日外客数において、当月の訪日外客数は390万8900人と単月として過去最高を記録しており、このうち中国人は76万5100人(前年同月比43.4ポイント増)と同国からの訪日需要の増加が、全体の伸び率に大きく影響することとなった。
 各ホテルからは「アジアを中心とした海外からの個人旅行客が、今年はかなり増えた。それに対して、国内の旅行客が減った感がある」、「インバウンド利用率と利用人数が過去最高」、「今年は北陸応援割もなくなり、新幹線効果も薄れてきた」などのコメントが寄せられた。
 
〈用語解説〉
OCC(Occupancy Ratio):客室稼働率
●ADR(Average Daily Rate):1日1室当たりの客室平均単価
RevPAR(Revenue Per Available Room):1日1室当たりの客室売上高
RevPARは客室販売における最重要指標、RevPAROCC×ADRで算出
(例:客室稼働率50%×ADR 20,000円=RevPAR 10,000円)
 
〈調査区分〉
北海道、東北、北関東、東京フルサービス型、東京宿泊主体型、南関東、甲信越・北陸、東海、近畿(京都・大阪含む)、京都、大阪、中四国、九州、沖縄の全14エリア
 
〈算出条件〉
●今回の数値は小誌・稼働率調査において「該当月および前年同月」の「客室稼働率およびADR」の計4項目すべて回答のあるホテルのみを用いて算出。そのため、開業1年未満のホテル、前年同月に休館したホテルなどは含まれず。
 
〈備考〉
小誌「月刊ホテレス」2025年7月号では連載「全国都市別ホテル客室稼働率」にて、25年4月の速報値(計150ホテルの都市別平均値)を掲載。
 
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp

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