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特別企画Ⅰ  軽井沢プリンスホテル イースト 新たな顧客層に向けたリノベーションが完了

SLH加盟で「世界から選ばれる」ホテルを目指すライフスタイル型リゾートが誕生

【月刊HOTERES 2017年08月号】
2017年08月18日(金)
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森の木や葉をイメージしてデザインされたロビー

 
 昨年はG7 交通大臣会合の開催地となった、長野県軽井沢。駅前から続く広大な敷地に「プリンスグランドリゾート軽井沢」が広がる。それぞれ異なるコンセプトの四つのホテル(「軽井沢プリンスホテル イースト」「同ウエスト」「ザ・プリンス 軽井沢」「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」)と、碓氷・軽井沢I.C. 近くの「軽井沢 浅間プリンスホテル」、ゴルフ場・スキー場・結婚式場・ショッピングモールなどを有する「総合型リゾート」として、プリンスホテルは軽井沢における多様なリゾートライフを提案している。
 
 1973 年に開業した「軽井沢プリンスホテル イースト」は、ホテル棟の全客室(70 室)ほか、フロントロビー、レストランなどのリノベーションが完了し、7 月12 日にリニューアルオープンした。デザイナーの橋本夕紀夫氏が掲げる「NEO FOREST」を建築コンセプトに、壁紙やじゅうたんなどには「ミナ ペルホネン」を採用。木々や葉、蝶をモチーフにしたそのデザインは、実際の森に包まれた環境と呼応するかのように、森のやさしさや楽しさを感じさせる演出を施した。


7 月7 日の開業セレモニー。左より、デザイナーの橋本夕紀夫氏、㈱西武ホールディ ングス代表取締役社長の後藤高志氏、㈱プリンスホテル代表取締役社長の赤坂茂 好氏、プロフィギアスケーターの荒川静香氏

 ターゲット層である、情報感度が高くライフスタイルにおいて旅を重視している、国内外のミレニアル世代や国内40 代後半~ 50 代の女性らに向けて、リラクゼーションリゾートとしての滞在を提供していく。隣接棟の新設したフィットネス施設、既存のスパ施設「SPA THE FOREST PRINCE」、そして温泉施設「FOREST HOT-SPRING」。そのほか、新たなアクティビティーを造成し軽井沢ならではの過ごし方” を提案していく。
 
 7 月7 日に行なわれた開業セレモニーで、㈱西武ホールディングス代表取締役社長の後藤高志氏は、「軽井沢の地をスイスにおけるダボス、アメリカのアスペンと並ぶ国際会議の世界的な候補地としたい。そのためにも競争・協調で、この地の新旧ホテルとともに盛り上げていきたい」と軽井沢の近未来とその思いを明かした。
 
 
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本誌特別企画では総支配人インタビューのほか、施設紹介など掲載しています。

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※ SLH(Small Luxury Hotels of the World™)=毎年、世界中からの申請に対
し加盟ホテルは約5%。加盟後も定期的に覆面調査を行なうことでブランドの維持・
信頼を獲得している。SLHクラブメンバーの約46%は欧米圏のユーザー
 


「フォレストコーナーツインルーム」(42㎡)。開業時から定評のある大きな窓(幅3500㎜×高さ1130㎜)から望む敷地内の森の景観は、デザインコンセプト「NEO FOREST」が感じられる。ベッドはシモンズ社製を導入。全70室はすべてツインルーム

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