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2020年2月14日号 FROM THE PUBLISHER 太田 進

FROM THE PUBLISHER 太田 進 Beyond

【週刊ホテルレストラン2020年02月14日号】
2020年02月13日(木)
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 SDG'sの流れは廃プラスチックだけではない。例えば食材である肉についてももう10年以上前から「クリーンミート」(動物を殺さずに、細胞を取り出し、培養した肉)の研究はされているし、植物性代替肉の分野では昨年世界初の上場(NASDAQ)を果たしたアメリカの代替肉企業「ビヨンド・ミート(Beyond Meat)」などがあり、実際にビヨンド・バーガーを食べられる店もあるし、ある大手スーパーでは精肉コーナーに置かれている。
 

 個人的には牧場で育った牛を食べたいと思うが、大手ホテルの中華レストランではフカヒレが食べられなかったり、米国・カリフォルニア州ではフォアグラが禁止されるなどの流れを見ると、今後こうした動きはより拡大していくのだろうと思わざるを得ない。

 また、世界人口が増加する中で世界の食糧問題は深刻だ。多くの日本人は関心が低いが欧米は違って意識が高い。そして、環境問題ともリンクしている。クリーンミートへの研究に協力をしている Googleの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏が「今後の可能性としては基本的に 3通りの道が考えられる。ひとつは人間が全員ベジタリアンになること。これは可能性が低いと思う。もうひとつは、問題を無視して環境を破壊し続けること。残る可能性は、これまでにない新しいことをすることだ」と述べている。

 過去には当たり前であったことが今ではそうではないように、5年、10年で今の当たり前が当たり前でなくなり、今、当たり前のように手に入るものが手に入らなくなる可能性は大いにある。世界の変化を敏感に感じ取り、未来を見据えて柔軟性をもって考え、他社がどうなど考えず新しい取り組みをできるか。間違いなく変わっていく時代、これらをどのように捉え、場合によってはこれらをビジネスとしてどのように生かしていくのか。経営者のセンス、決断が問われる時代と言えるだろう。

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